病原菌に 答えあり

自分の
思考の癖を知る いい方法があります

それは
『未知のもの』をどう 捉えるか

です

今年に入り あるウィルス が流行りましたが

それを どう 捉えていたか
…を思い出して頂くのが 1番 良いです

 

ある方は
『家族が伝染ったらどうしよう』
と 仰って 不安がられていました

よくよく 突き詰めると
(家族が居なくなったら どうやって暮らしてけば
いいの 寂しくなるのがイヤ 怖い)

が本音でした

ウィルスが怖いのではなく

怖いのは 『ひとりぼっちになる事を想像するだけで 居ても立っても いられない』

が 根本の恐怖でした

だから 同じような不安は
ウィルスだけではなく 天変地異や
死 を前にしても 感じる 不安でしょう

 

ある方は

『マスクをしなくっちゃ』という
思いが 強く出ていらっしゃいました

なんで、そんなに マスク、マスク…と
なるのですか?

と 探ったところ

(マスクをしないで行動したときに 他人から
何か言われたりするのが 嫌)

というのが 根本の恐怖でした

それは 『他人から 罰せられるかもしれない』という 不安感

そして 『他人からの目が怖い』
すなわち

『人間が 何考えるか わからないから怖い』
という
人間不信感 の あらわれ でした

怖かったのはウィルス自体ではなく  それを取り扱う『人間の心』でした

 

ある人は
そのウィルスについて
沢山の情報を集めておりました

集めて
集めて

しかし
刻一刻と そのウィルス状態自体が てんでバラバラで

皆 それぞれに違う見解を言い

それを聞き過ぎて
うまく 自分の立ち位置が掴めずに
疲れ果てておりました

情報は 『生身の体験』ではないから
勿論 『他人の体験』や 『他人の考え』です

不安を制するのに
『他人の体験や考え』で 蓋をしようとして

しかし
その蓋が 割れるし 歪んでるしで

まさに
割れ鍋に閉じれない蓋 状態で

その根本にあったのは
『恐怖をコントロールしたい』という欲求により

恐怖を見ないフリする 高度テクニック

 

私は  高之瀬や 先生たちや クライアント様達から

『動じてなさそう』
『全く 気にしてなさそう』

と 言われて過ごしてきました

むしろ
このウィルスの存在により

人間の 『精神』の 『未知への対処法』が どんどん露わになる

この縮図は 興味深いと思っていました

生命を繋げていく為に
『恐怖』ってのが 果たす役割が

(苦痛ではありますが)

そんなに やみくもに
排除するものではなく

やはり 大切なのは 『付き合いかた』

人生では いくつか 『死が近くなる恐怖』を味わうが

それは
ネガティブな感覚でもあるけれども

その先には
生命の鼓動が 絶え間無く 時を滑っているのだな
と 改めて思ったのです

 

それと同時に

『1人として 同じものを みていない 』

という 原点を再確認した次第です

 

 

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