あなたは誰?

ある仲の良いカウンセラーさんの1人が言っていたのだけれども

 

『本人の腹からでた言葉じゃない話をし始めると
途端に興味無くなってぼーっとしちゃうんだよねえ』

と言っていて

 

それ、わかる

 

となったのだけれども
今回はそのお話

 

 

クライエント様のお話を聴くのが我々の仕事だけれども

よく目の前の方がお話をされているのに
『誰が喋ってんだ・・?』みたいな感覚になる時があります

 

目の前で喋ってる方の顔が
ぐにゃりとなったり

声は
壊れたラジオから聞こえるスピーカーみたいな感じに聞こえます

 

最初、この仕事を始めた時は
その違う感じになった時すら
一生懸命に聞き取ろうとしていたのですが

これ、実はご本人の言葉ではないのです

取り憑いちゃってる者が喋ってるというか

だからご本人ではないから
途端に聴く側が興味がなくなるという感覚はよく理解できて

取り憑いてる者と話しても仕方ないので

聞き流すのですが

 

それをよくクライエント様は感じられていて
『話、聞いてないですよね!?』と怒られるが

実はそれはご本人様が話していることではないから・・と感じて

こちらが心で聴くモードから離れているということもあります

 

スーパーバイザーなんて、ホントそれが顕著で
返事すらしないことがあるらしく
20分黙って相槌も打たなかったこともありました(私に対してではないですが)

 

 

この取り憑いている者というのは
生き霊だったり
支配的な存在だったり
言ってしまえばダークマター的な存在で

優生思想と搾取と支配が大好物

その方本体が亡くなってしまったとしても
その想念自体は、催眠や洗脳として受け継がれているから
それが実態を伴って喋っている感じであります

 

あちら側のお話っていうのは

自己憐憫と
自分がどれほど可哀想な存在かということと
自分が一番の被害者であるということと
自分が自分がいかに理解されていないかということと
自分の正しさを肯定しろということと
ひとっ飛びに真理を知りたいということと
相手を打ち負かしたいということと

などのお話で

聞いている方も
ぼーっとしてくるというのが特徴であります

 

おそらくどなたにも経験があると思うのですが
どうにもこの人のお話は
頭に入ってこない・・だとか

聞いていても集中できないだとか

頑張って聞いていても
どことなく支離滅裂な感じがするだとか

もしくは
機械が喋っているような感じがするとか

そういう感覚を覚えたことのある方は多いと思うのです

 

これは
ご本人の話ではなく
他人がしゃべらせているということもよくあるのです

なので
カウンセリングを仕事とする人たちは

聴くということを仕事にしているので
その違和感にとても敏感にならざるを得なくて

その結果、冒頭の
『誰が喋っているのかわからない時がある』
という時や

『目の前の人とは違う人が話をし始める』時には

『途端に興味を失う感覚になる』

となるのです

 

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ほとんどの場合は
親の想念が
子供に乗り移って喋っていることが多いですが

このところのブームなのか
カウンセラーやセラピストなどが裏についていることも多くなりました

それだけ、影響があるということなのでしょうか

 

セラピストやカウンセラーなどはとても影響力を持つ仕事です

人の心の暗部までもを
一緒に見ていく仕事なので

どうしてもクライエント様の方は受け身になってしまい
相手に身を委ねてしまうことになってしまいます

私も何人かのセラピストやカウンセラーの人と対面しましたが

密室で2人きりで自分のことを話すということになると
どうしても師匠と弟子や
親と子供のような関係性になってしまいがちになるので

その関係性の危険性を充分に知っているセラピストでないと
怖いな・・と感じていました

 

私自身は自己開示が苦手で
ものすごく遅く、実はほとんど喋らないので
セラピストの先生たちはヤキモキするらしいのですが

でも、実際に
自分のことを話すということは
とてもハードルが高く

尚且つ、自分のこととなると
何を話していいのか
何をお題にしていいものなのかと思っておりました

 

毎回、話をしたいことを
そのまま持ってこれるクライエント様というのはすごいと思うのだけれども

でも、これだけ自己開示をするとなると
かなり信用していないと無理だな・・とも思うわけです

なので
私自身も最初は惑いましたが

もう、これは正直な私を見せるしかない

とカウンセラーの時は腹を括ったわけです

 

ーー

 

クライエント様が怒るのもよし

泣くのもよし

こちらを欺くのもよし

依存しようとするのもよし

でも
私も、苦手だと思ってよし

取り繕わなくてよし

親身になり過ぎてもよし

お人よしでもよし

げんなりしてもよし

 

 

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こちらが正直に
ただ聞いて、(刺激となる)感想も少し述べて

そしてお互いに刺激されて
『クライエント様の困ったことが言語化されてきて』

そして
『解決』を自ら探し当てる時というのは素晴らしいものです

 

でも
ずっと長い時間をかけても『解決しない』クライエント様というのも
おられます

そのクライエント様の特徴としては
やはり、乗っ取られているところがある
・・ということ

乗っ取られているということを理解しながら
乗っ取られていることを選ぶという方もいるから
人生というのは面白いものだなあと思うのだけれども

 

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最近のテーマとしては

家父長制にまた戻ってまいりまして

『父親から快感を植え付けられた娘』というのが
テーマなのだけれども

父親と母親の関係性において

夫が妻をなじる(もしくは批判する時に)
娘を引き合いに出して

『娘の方が正しい』だとか
『娘の方が綺麗』だとか

そういうコミュニケーションを父親が家族にした場合に

娘はひどく混乱して
その後の人間関係を築くときに影響が出てくるということが
よくわかってきました

 

娘としては
父親から、母親と比べて優れていると褒められ嬉しい反面

母親に対しての罪悪感や
恐怖感、
そして未来の自分を見ているような不安感などを
そのときに全て感じるので混乱するわけです

 

おそらくそのときに
母親も、夫である父親に言い返せない場合が多いらしく

そうしていくと家族の中で
力が強いのは『裁く父親(男性)』というイメージを
強烈に抱くようになってしまうのです

そして無力だった母親を見て
自分自身の無力感にも繋がってしまうという複雑な構造になっていきます

 

ちなみに父親が女癖が悪いだとかも
その後の娘に影響を強く及ぼします

私の父親は、それはもう、その癖が悪かったのですが

その影響で私は母親が可哀想でならないという捻れ現象を起こしました

 

なので
自分の生い立ちをことを話すとなると

それはもう、母親がしゃべっているのか
父親がしゃべっているのか
世間の声で話しているのか

自分の生い立ちを自分で感じて話すことが難しいのです

 

それはもちろん幼少期の育てられ方で
『自分のことは世間との評価で話すべし』
ということを学んでしまったので

自分のことを話すとなると
『人よりも鈍臭くて
落ち着きがなくて ・・・』

のような
保護者目線で自分のことを話すことしか出来ないのです

 

これは大変だと、自分でも気づいて
『自分がどう感じていたか』を自分なりに探りながら話すのですが

『〜が嫌だった』みたいなことを話す時に
まるで他人のことを話しているような

それこそ『感じていた自分』が自分ではない感覚で

そのことを話している時にも
感情が一切湧き上がってこないのです

 

・・それが解離してしまった過去(のインナーーチャイルドやパーツ)がある
というわけなのですが

でも一応自分のことは話してみようとしても
どうしてもやはり
自分のことが話せないと言いますか
距離を感じるのです

 

この場合は、本当に時間が必要でして

スーパーバイザーは
それこそ心の深淵まで覗ける人だったので

ちゃっちゃと、私の心を開く『鍵』となる言葉を
それぞれに吊り下げておいてくれましたが

その鍵が
どの扉を開けるものなのか

それこそ『感情をしまい込んだ扉』がどこにあるのかすら
その時は見当がつかないので

しばらく鍵だけ、意識上に吊り下げられたままでしたが

 

次第に
扉の内部から、こちらに対して
ノックしてくる感じがありまして

それはもう、ノックというより
地響きがするくらいの体当たりの衝撃で
あちら側から押して来るもので

それを、意識上で社会で生活している私は
『大変なことになった』と

自分の奥底にある『感情』を迎えに行く手筈を整えて

その頃には『鍵』が
おそらく『この扉に合うはずだ』というのも感覚で理解できるので

来るべき扉が開く日に備えるのです

 

クライエント様の中でも
この『扉』をお持ちの方は沢山おりまして
それぞれに個性の違う扉をお持ちですが
いずれももれなく頑なに閉まっております

その扉が、案外簡単に開く方もいらっしゃれば

どちらかが『扉を押さえていて開かない』という場合もありまして

大抵は
意識で暮らしている方(こちら側ですね)が
自分の奥底を見るのが嫌!!と
扉を開けないことを選択してしまっていることの方が多いですが

でも扉の奥からは体当たりの音が鳴り響くわけで

さあ、どうするか

という決断を迫られてしまうのです

 

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この扉の奥にあるものは
大抵『無視された感情』であります

劣等感(コンプレックス)や『罪悪感』
『恐怖』『孤独感』などが多いようです

 

またたまに『性欲』などもあるようです
・・性癖とも言いましょうか

性欲が閉じ込められてしまっている扉の場所は
『罪悪感』の扉の奥に、二重の隠し扉のようになって
仕舞い込まれている場合もよくあります

人によって
全然、その内部の構造は違いますが

大抵、アリの巣穴の枝分かれして暗く深く広がる道の
横道に、その扉がポツンとあったり

もしくは
暗い水中のような様相で
深海のようなところに箱がポツン📦、ポツン📦
と落ちているような人もおられます

深海バージョンの方は、その箱を見つける時には
多少の灯りを必要とする場合もあります

 

ーーーーー

 

なので冒頭の
自分の言葉を話せていない方というのが

それこそ『他人の言葉』で
自分を表現できるわけもなく

でも、自分の扉なり、箱なりをも探せないままですので
空虚感などを感じやすい方々なのです

そういう場合には
少し、扉なり、箱なりに
触れるといいますか

『気づいていますよ』というサインを
こちら側でお送りしているのです

 

なので話を聞いている際に
一見なんとなくうわの空に見えたとしても
案外、こちらは忙しく、心の奥底にサインを送ったりしているのです

   

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