ゴールはそこじゃない

親に対するトラウマや屈託を抱えて生きてきた方々が
ご自身というもの取り戻して回復するというチャレンジに取り掛かるにあたり

よく巷で見られる
『親を許す(赦す)』
とか
『親に感謝する』
ということが

回復のゴールだと思ってしまうが

全力で『ちょっと待ったあー!!』を言いたい

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もちろん
『親を許す』とか『最終的に感謝する』ということで
親との間の境界線を 新たに作って
それで共存していくというやり方は理想的だが

でも
現実的に『人道的に許されない人間が親だった』という場合が多い

その親の一例として
・慈しむという感覚がない
・愛でるという感覚がない
・共感能力がない

からの 『子供に対して非人道的な扱いをすることに躊躇がない』

という感覚の持ち主が親になりうることだってあるのです

その場合に
子供が親に『感謝』をしなければならないということが王道だと説く方法は
それ自体が第二次虐待になることであります

感謝ということは無理強いできることではなく
そして そればかりが『親との関係を良好にすること』ではありません

むしろ私が痛感するのは

『親を 一人の人間として理解していくこと』

が大事ではないかと思っています

 

その方の心の中で
『親が親で無くなったら』
それは 自立だと思います

親が 一人の他人 として見られるようになったら
そこで初めて『ある感情』が浮かんできます

それはどんな感情であれ
『癒着』が剥がれる痛みを伴いますが
『依存が取れる瞬間』であります

 

依存が悪いと言っているわけではないのですが

トラウマを受けてきた子供は
大きくなるにつれて
『親を理想化し 自分自身を矮小化していく』傾向にあります

親の付属としての自分しか触れることができないのです

付属品ですから
当然親の意向や機嫌が最重要事項になります

秋の空より変わりやすい親の気分に
翻弄されて振り回されていくのですから

自分の感覚は “持っていても邪魔なもの“ に成り下がってきてしまいます

その結果
腹の奥の方で 密かに炎を燃やすように『親への憤り』が続いており

それがカウンセリングの時に
噴出してくるわけです

 

なのでカウンセリングでは
その地雷を適切に処理してまいりますが

ご自身で最後の始末をつけなければならない場合の地雷なんかも存在します

地雷はまずは気づいて頂かないと
出てきません

『怒ってますよね・・?』と恐る恐る 尋ねても
怒っている方に限って皆様否定なさる

そして最後のあたりになり

『私、ものすごく怒っていましたーーーーーーーーー!!!!』

とやっと自分の感覚に気づかれる

それくらい
自分を騙し騙し生きてこられた知恵や工夫は凄いのですが

ご自身の内部には
ものすごく激っている『怒り』『恨み』があったりします

それを癒していかないことには
次へ進めなかったりします

そしてそれはクライアント様ご自身が気づかないと
こちらも癒せないのが面白いのです

   

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