毒親からのゲームに乗らない

自分を苦しめた親を『許す』と言うことはできるのか

 

色々なセラピーやカウンセリングの手法の中で
『親を許してみましょう』と言うものがあります

世間一般には誤解があるようで

『許せば忘れられるから、それはぜひ許したらいい』

というものがあります
・・・いやいやいやいや、覚えてるから!!と私としては感じる

忘れるわけがない

侵害される痛みや
脅迫される恐怖や
脅かされる不安や
取り残される孤立感は 
どの方を見ていても身体の芯に刻み込まれていて、

『はい 忘れました おしまい!』みたいなことになるわけがないし

むしろその侵害を受けたご本人はそれを忘れたがっているのに
許したがっているのに

忘れたくても、忘れられない

というのが実状なのです

『許す』って本当に難しいのです

フラッシュバックとして蘇ってくる方はとても多い

 

自分を育てた親がいわゆる『毒親』だと少し理解し始めた時に

子供がとる行動として
『親にわからせたい』というものがあります

『親が自分にしたことは間違っていたのだ』と認識をあらためてもらって

『理想の親になってもらう』ためにです

しかし
そこで考えをあらためて
子供の意向や話に耳を傾けて聞くことがができる親っていうのは
100人居て一人くらいの確率でしょうか

いや もっと少ないかもしれません

滅多にお会いしないですね

ほとんどの親御さんは『産んでやったんだから』とおっしゃります

『産んでやったんだから』の後に続く言葉は

『私の好きにさせろ』とか
『逆らうな』とか
『文句言うな』とかですね

そうなのです

毒親はあるゲームを子供に対して仕掛けてきているのです

それは『相手をコントロールするゲーム』であります

それは相手(つまりこの場合は子供になりますが)が
いかに自分の駒となり、自分の思い通りに動くか・・が大切であり
ゲームの目的であります

子供側が望む『わかり合いたい』とか『お互いを必要としあう』とか『尊重しあう』などは
毒親側からすると、初めから望んでいないのです

最初から目的が違うもの同士が
『仲良くする』と言うのはとても難しいことです

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そんな子供が生きていく時に
毒親に育てられた方が心を守る方法として用いる方法の一つが
『自分の心を無視する』ということです

自分が今感じていることを
自分から切り離す

と言う方法です

たま〜〜にいらっしゃるのですが
『私、怒ってないんです』というかた

けども内面みると、みるとめっちゃクチャに怒ってらっしゃる

身体のどこかに
『怒り』を移動させて感じないようにさせている方が多いのです

怒りを移動させて感じないようにさせている方々の特徴としては
胃腸障害が多い

胃が痛いとか
便秘気味とか
お腹をよく下すとか

とかく怒りを昇華(消化)できなくて
けども飲み込まなくてはならないからと無理やり嚥下する

毒親に育てられたクライアント様たちの治癒をしていくと
その時間中にお腹が痛くなったりします

感度が良い方は吐いたりします

怒りの塊をゴフっと吐き出すと 
ものすごく楽になられる方々が多い

『ああ、私 こんなに怒ってたんだ・・・』と呆然とされる方も多い

自分自身に対しての新たな見方も加わります

『私ってかなり我慢してたんだな』と自分をやっと癒せる局面になったりします

胃が痛いと言う特徴をお持ちの方は
とかく攻撃を受けている、もしくは受けていた方が多いと言うのが特徴

大抵は親が自分に対して攻撃的な対応をしてきたと言うこと

なので『自分という存在は攻撃をされやすいのだ』と自分自身を認識してしまい

どこへいっても安心ができずヘトヘトになっている方が多いです

攻撃されて感じる怒りは
『理不尽を感じる怒り』です

胃で怒りを消化できないと
頭で消化(昇華)させる方向に行きます

『自分が悪いのだ』とか『自分がだらしないからダメなのだ』など

自分を責める方向にエネルギーが向かいます

   

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