攻撃が癒しになってしまった

受動的攻撃行動 というのがあります

これ、ほんとよく見るのです

受動攻撃性パーソナリティ障害は、いやなこと、やりたくないことに対して、「いやだ」「やりたくない」と言うかわりに、わざとゆっくりやったり、忘れたふりをしたり、いわば後ろに引くことで反抗する。不機嫌な気持ちになると受け身的なやりかたで攻撃感情を表現し、あてつけや抵抗を示すために、対人関係に広く支障をきたしてしまう[2]。しかしこうした態度は通常両価的であることが多く、反抗的な態度をとる一方で、時には謝ったりなだめたりと動揺を示すことがある。他人への依存と自己主張の願望との間で葛藤に陥り、自信を失うことも多い。
(wikiより)

『拗ねる』とか『察して』とかが
この行動の言語化に近いところでしょう

 

相手に『要求』を伝えることすらできない

また 自分の不快感や寂しさに対処できることもできない

なので
身体でそれを表現する

 

拗ねることや 察して という雰囲気をモロ出ししてくる根底にあるのは
『他者を思い通りしたい』という

『雰囲気暴力』みたいなもんだと思います

それを察する周りは『圧を感じるから敬遠したくなる・・』と避け始めます

なぜならそのコントロールする手段として
ご本人は『罪悪感』を周りに感じさせます

自分が苦しんでいるということを周りにアピールして

助けない貴方が悪い


周りを『悪者』に仕立て上げていきます

だから
対等な関係は築けない

必ず出来上がる関係性は『 弱者 強者 』の関係性なので

笑い合えるとか 分かり合える とかの
親しみを感じる時間は共有しづらいのが特徴です

そりゃあ健全な感覚を持っている人からしたら
そんな弱肉強食みたいな関係性は 面倒でしかないので避けられるようになります

 

またご本人の特徴として
『身体を痛めつけるのが好き』という性癖があります

そして相手を痛めつけるための土台作りとして
まず最初に自分の体を痛めつけることは むしろ『快感』になります

借金こさえたりとかも
自分を痛めつけることになりますが
その反面
『こんな自分にしたお前が悪い』というメッセージを周りに送り

周りにダメージを負わせる事に成功しているので
ご本人の計画は成功なのです

『こんなに自分が痛めつけられてる事を受容できているんだから
お前も痛めつけられて当然で出来るよな』

という根性論が奥底に流れています

いわば 戦時中の兵隊さんの根性論のような感じ

 

そして男性が女性に対してよくやる『攻撃』でもあります

大抵の夫から妻に対する攻撃のパターンは
この受動攻撃がほとんどです

ー 仕事で俺は こんなにも我慢しているんだから
お前だって痛い目をみろ ー

 

私もよく
『努力が足りない』と言われたなあ

そんな事をいう人から離れたらば
たちまち身体の調子が良くなりましたが・・

 

そうなんです

ストレス発散が受動攻撃なので

目的は『攻撃したい』というのが ストレス発散となってしまっている人からは
もう離れる以外は手立てはありません

 

そしてこの『攻撃したい』という事が『癒し』となる方々は

相手が自立する事を必死で阻止してきます

妻が働く
自立する

などを嫌がる夫は要注意でしょう

 

また子供から親に対してのメッセージが『受動攻撃』ということもあります

というより
子供が『受動攻撃は親に効く!』と学習してしまった挙句に

その子供が大人になった際に
自分の要望が通らない場合に 『どう自分を癒すか』という切り札を

そのまま
ずっと子供のころから持っていた手札を毎回使っているのです

大抵のこの手札を使っている人は『幼稚』です

 

なのでそこを直面化させようとすると
(ものすごい抵抗をされますが)
顔を真っ赤にするか 口を尖らせます

ここで直面化できて 思いの丈を吐き出せた方はいいのです

けども
『受動攻撃』の旨味を知ってしまい
その中毒性から抜け出す事を拒否している身体は

いざその直面化のチャンスが来たとしても
お得意の『型』で 棒に振ってしまうのです

こんな状態を『魂を喰われた』と表現しています

 

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