心を育てていくという事

『交代人格』 と 『退行人格』

 

交代人格は 意識できない人格でして
『気がついたら こんなものがテーブルにあった・・』とか

『気がついたら 知らないところにいた・・』
とかがガチの交代人格です

それはまとまっている人格であり
一つの人間の中に 双子や三つ子のようにいる感じで
しかも 主人格には気付かれないように存在していることがほとんどです

なので クライアントも気付くことがあまりない

記憶からはもちろん抜け落ちている

 

それとは別に『退行人格』というものがあります

これは自分で感覚として『あるよな・・??』と認識できる

『部分』として在るなと雰囲気で察する部分です

 

退行の防衛機制は、精神分析理論においては、個人の性格が、より幼稚な性癖を採用し、発達段階の初期に戻るときに起こる[2]。
(wikiより)

 

なので癇癪を起こして その場で自分の要求を押し通す

周りから目をかけてもらえるなどの見返りを求めたくて
幼く振る舞う

などの状況の心持ちとも言いましょうか

 

子供が大人とのやりとりでの『駆け引き』で
『これなら勝てる!!』と
学習してしまったことを
大人になっても繰り返し『切り札』として使い続けることです

 

ずっと付き纏い こっちに振り向いてもらう・・とか

わざと相手が嫌がるようなことを言い
それを相手が気にするということを学習してしまっているので
関わりを維持し続けるために
わざと
相手の嫌なところを突くようなことをし続ける

等々

 

大抵の退行年齢は 幼稚園から小学校3、4年生くらいでの
学習パターンをそのまま 大人になっても使い続けている場合が多いです

 

この場合
退行人格は『育てていく』ことが大事な回復過程になります

退行人格は統合ではありません

むしろ
『こんな自分もいたんだなあ・・』と
受け入れるキャパを持つ人格を育てていくことが必要となります

 

退行人格に喰われてしまっている場合は
切り離しをしつつ

カウンセラーがその退行人格と『直接に話す』ことをして

その『退行人格』の身の上話を聞いていったり
エネルギー介入をして その人格に在る『怒り』とか『恨み』とか
『寂しさ』を癒していくことにより

実はその退行人格が『守護的な存在』に変わることを援助しています

 

そうしたらば もう
鬼に金棒なわけですよ

 

『交代人格』の場合は
まずは『退行人格』に育てていくことが大事です

それから『守護人格』にしていくので
ステップが一つ多くなりますが

進むプロセスは同じです

 

私たちは超多重人格とも言えます

Aさんの前では A*の人格の私

Bさんの前では B*の人格の私


あう人の数だけ 人格が存在しているという見方をとっていきます

 

その中で Cさんとはうまくいかないんだけど・・という場合に
C*の人格がうまく機能していないのならば

不便をしている部分が何かな・・と見ていくのがカウンセリングになるのです

 

 

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