アクセルの女

心で選ぶか 頭で選ぶか

 

『自分らしさ』というものは何かという話なのだけれども

その『自分らしさ』を感じたいのであれば
ひたすら『自分の限界』を超えるということをし続けるしかないのではと思っています

 

自分の限界だと思っていることは
『自分の限界だと思わされていること』です

他者から『あなたには無理だよ』とか
『できるわけない』とか

『なぜそういう選択をするのかわからない』

など
選択の余地を持たされてこなかったことが原因だと思っています

 

もしくは
選択を誰かによって奪われていたか

選択権というものが自分には無いと思い込まされたか

選択の基準を
誰かによって(大概は親ですが)目の前にぶら下げられてしまった方もおりますね

選択基準は
『💲!』『金!』『地位!』『人から羨望されることか!』

など
他人ありきの基準こそが大事よと思わされていることも多々見られます

そして
その基準と迎合してしまっているからこそ
動けないという悪循環に陥ってしまっています

 

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私は高之瀬から『スパルタ』と評されます

高之瀬にとっては、まあおそらくそうでしょう(自覚あり)

でも
そこには決して私の名誉とか、下僕にしたいとかではなく

本人の希望が『動けるようになりたい』だったからです

 

彼は生育の中で、とにかく動けないようにさせられてきた人でした

そして本人も『動けないんだから仕方ない』という思いと
『動きたい』という思いで
余計に動けない となってしまっておりました

 

頭では
動けない

でも心では動きたい

という状態でした

 

心とは非常にポジテブで
かつ自分の心と身体をどう活かしていくかを感じる 選択していく器官でもあります

『動けないという頭で考える自分』と『動きたいという心の自分』はもちろんですが非常に相性が悪く
ブレーキとアクセルを両方踏んでいるようなものでしたが

 

 

私が後ろから『ブレーキを蹴飛ばし、アクセルをベタ踏み』しました

高之瀬の頭で考えている『歩けない自分』は
めっちゃ抵抗してきましたし
めちゃくちゃ憤っておりました

『これ以上無理だ』とか『障害を受け入れない社会が悪い』とか
色々ありました 言われました

 

でも動じない

わたしは 障害の世界を
小さい頃から死ぬほど見てきたし 矛盾の世界で何が正しい在り方かなんて
どこにも無いことも分かっています

必ず誰かが何かを『背負わざるを得ない世界』です

障害が原因なのであれば
『障害とは何か』と高之瀬と何年も議論し尽くしました

 

自分が迎合している限界を超えろ

私からの
それは『親からの暗示を超えろ』というメッセージでもありました

 

親ができないと言った
親が心配をいつもしている

それがいつも高之瀬の頭の中で再生されていたのですが

一緒に仕事をしていくと決めたのだったらやり遂げろ

(高之瀬にはきびしいのです 私は)

高之瀬は歯を食いしばって付いてきておりました

食いしばって その時は苦しいが

明らかに動けるようになり 楽になり、そして自分自身というものを感じられるようになってきているようでした

 

運が良いことに
我々には多くの師匠がおりました

その師匠たちも、やはり高之瀬には『限界を超えろ』的なアドバイスでありました

私から言われるよりも受け入れやすい面はあったようですが

 

結論から先に言えば
アクセルとブレーキを両方もつ子供というのは

『親と社会(周りの人たち)によって潰された子供』だったわけなのですが

周りがなぜ子供を潰してしまったかというと

それは 『周りの大人が、その子供に対して不安を持ち続けることが困難なので(つまり、周りの大人としては、その子供が自由に独力で羽ばたいていくのが不安で仕方がなく、また、その不安を抱え続けることが難しいことを彼らは自分自身でわかっているので、)子供にリスクを選択させない』
という構造になっているわけです

 

この子は社会にでたらどうなってしまうのだろう

(そして、私はどうなってしまうのだろう)的な。

 

ただ、私に至っては
他者に対しては不安を感じないので

『行き着くとこまで行けばいいじゃん』という感覚で押したわけです

ガチで信じていたし
むしろ『あなた健康よ』的に捉えていたところもあります

アクセルの女と言ってもいいかもしれません

近しい家族に『不安やリスクを感じる』と言った感覚は
あまりいい影響を及ぼしませんね

誰だって、自分の限界を
他人には決められたく無いと思うのです

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それでも不安を感じてしまうという方は

正直に心のうちを吐露できるような訓練をしたら良いと思います

作為的ではなく
操作的ではなく

ただ、『これが不安なのだ』と言えるようになったら
それはかなりの心の回復であります

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今回は私、乙原からの見解でしたが
高之瀬の正直な見解も今度書いてもらおうと思います

何を書かれるでしょうか(震

 

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