それでは 前回のユングの人間の性格分類について
もっと細かく見ていきましょう
ユングは人間の性格を外向的 内向的 の
２つに大きく分けました
その人間の 周りにある世界に対しての
『態度』を 外向的か 内向的かで
まずは分類したのです
世界に対して オープンか
それとも クローズドか
そして その２つの分類に それぞれ４つの
心理機能で分類していきました
直観型
思考型
感情型
感覚型
その人が 優位に働きやすい 心の動きを
分類したのです
外向的思考型
さてひとつ一つ
細かく見ていきますが
外向的思考型は
情報をたくさん集めて 整理したり分類することが
得意であります
知識が豊富で 論理的、考えが素早く
また この考えと感覚を維持し続けているという事は 外界との関係性も 良好である場合が多いでしょう
外向的思考型の人は
他人との付き合いが上手くみえ
いつも注目を浴びるタイプです
内向的思考型
対して
内向的思考型は
どこか 深く優しい感じはするのですが
実際 近寄ってみると 意外に冷たく感じられる事が
多いのです
人の心の機微などを類型し 分類し
カテゴライズして 付き合っていく方法を決めていたり 自分がどう見えるかを
分析出来るため カメレオンのように
その場で振る舞えたりもします
興味は 大きな意味での
社会福祉や 世界の在り方 などで
個人的な他人の面倒には 一定の距離感を
保てることが出来ます
ユングは 『深い渕のような静かでしみじみしたような印象を与える』と述べています
外向的感覚型
次に
外向的感覚型の人です
まず 五感が優位という事は 観察が得意ということでもあります
エンジニア、職人気質。
自分の五感をもとに 生きていくタイプで
かつ 自分の五感を最も信頼し
社会の中で 役立てて生きていくタイプです
ただ 五感は五感なので
優れているか 劣っているか は
その時代、時代において 評価がわかれていきます
外向的なため
外側の性格に 自分を出し
周りからの反応により また 自分の五感を
鍛えたりも出来る
要は 鍛えがいのあるタイプになります
時代にマッチしていれば
充分に 自分自身の感覚を信じて生きていく事は
可能でしょう
内向的感覚型
対して 内向的感覚型は
外側の世界を まずは 自分に取り入れて
味わうことを 1番にするタイプです
世界を取り入れ
自分と遊ぶ という事を非常に 重要と捉えている器質になります
芸術家や詩人などは これに近いものがあります
外向的直観型・内向的直観型
次に
外向的直観型 と 内向的直観型
…いずれも 直観型になります
これは わかりにくいタイプになります
直観型の方々は
質問されても
『なんとなく、そう思うから』というような
答えを返しがちです
何故 そう思うか
自分自身でも よく把握出来ない事が多々あります
独創的 かつ 飛躍的な発想は
この直観型から出てきます
思考面を柔軟に使えるような練習や
もしくは 思考をフォローしてくれる人に恵まれたら 天才的な発想が 形となったりもします
外向的な場合は カンの鋭さがあり
間の取り方が上手だったりもします
ただ飽きっぽく 次々と興味がうつり
現実的な対処を苦手とします
内向的な場合は
心のなかにイメージが浮かんでは消え
浮かんでは消え
自分でも
その狭間に 浮かんでいるようなタイプです
自分で浮かんだことが 一瞬あとには
消えて 思い出せないなどがよくあります
夢みる子どもであり
心の中の空想とファンタジーで充分に
満たされてしまうタイプになります
外向的感情型・内向的感情型
そして 最後は感情型です
外向的感情型と 内向的感情型 どちらにも
通して見えるタイプとして
感情が優位となるという事は
『味わいたい感情がある』と 捉える事が出来ます
感情とは
他人との やり取りの中で 立ちのぼる
動悸や 安心感 などを ひっくるめた
『他人との関わりの中で味わう感覚』
になります
その中でも
人間は 味わいたい感情というのは様々ですが
そこの味わいたい感情に引っ張られるというのが
この感情型の特徴になります
褒められて 興奮したい
他人から 〇〇と思われることにより
⚫︎⚫︎と感じていたい
など 他人を通じて 自分の感情をコントロールしたいという欲求が優位なタイプをいいます
大概は お世話焼きだったり
リーダーをかって出たりしますが
違い場所では 乱暴だったり 内弁慶だったりと
二面性に 自分自身でも混乱してしまいがちだったりします
つづきます
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