異常性癖

『{性的倒錯}{異常性愛}というものを
専門にやっていったらいいよ、得意そうだから』

と、言ってくれたのはスーパーバイザーです

その時の私といえば

・・・え?ちっとも得意じゃないんだけど😩

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性的倒錯というものはどういうものかと言うと

性欲が質的に異常な状態。 性対象が自己・小児・近親などであるものと、性目標が露出・窃視 (せっし) (のぞき見)やマゾヒズムのような疼痛 (とうつう) などであるものとに分けられる。 異常性欲。 性倒錯。
(Goo辞書より)

もしくは

性的倒錯(せいてきとうさく)、性的嗜好障害(せいてきしこうしょうがい)、あるいは性嗜好異常(せいしこういじょう)は、英語でパラフィリア(英語: Paraphilia)と言い、人間の性に関連する行動において、精神医学における病理的な精神疾患と診断される症状(性的嗜好)を指す。なお2013年に出版されたDSM-5の日本語版では、パラフィリア障害群という用語を採用し、それ以前のDSM-IVでは性嗜好異常である。
広義には、常識的な性道徳や社会通念から逸脱した性的嗜好を指す。ただし、性道徳や社会通念は抽象的な概念であることから、その基準や境界線は時代や文化、個人の価値観によって多様な解釈や定義が存在している (Wikiより)

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まず私としては性欲というものを定義したいのだけれども
遺伝子を残すための『本能に刻み込まれた種族を残すための生産的な本能』が
いわゆる性欲の基本形だとする

これは人間だけではなく他の動物、昆虫にもあり

『種の保存』というのは
『個体』だけで行うことは地球上ではあまりないが
でもいることはいる

処女懐胎をする生き物は

『ミツバチ』『スズメバチ』『アリ』『アブラムシ』

そしてあまりないらしいが
『サメ』『トカゲ』『ヘビ』も
処女懐胎をしたという報告があります

(ここで、あれ?これって・・と思った貴方!鋭いです
介入中によく見える、ふと出てくるアレですね)

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話は戻るけれども

『子供を作る』という目的外での

いわゆる『生産的ではなく』かつ『快楽を追い求めることが目的』といった
欲望の種類の中で、

特に『他人を介さないと、その快楽が得られない』と言った場合の

その他人が
『迷惑、もしくは精神的損傷、苦痛』をかぶらされる

という欲望の種類を持っているかたの場合

どう、その欲望を昇華(消火、浄化、最小化)させていくかということなのだけれども

ほとんどの人は
自分の中のその、有り余る欲望に手を焼いて、そしてそれにより
自分自身も焼けこげていくという

そんな場面を多く見ます

 

それを見るのも
伴走するのも酷く消耗するので
表立って介入をします!とせず

裏で、詰将棋のように追い詰めて昇華させるということをよくやっていたのだけれども

 

この異常性癖って
その人らしさ・・みたいなものもあるから塩梅が難しいのです

しかもご本人は、それが実は性癖だと気づいてないということもよくあります

先生とよく言い合っていたのは
『それをどう本人に言うかだよねえ・・』と言うこと

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いじめっ子という存在がおりますが
実は私の中では
なんでいじめるか?というのは
『異常性癖』で一応の片がついてしまいます

どうやら虐めるということは
とても『快楽』を伴い、癖になるらしいのです

 

一度覚えた快楽は、もっともっと・・と依存性を高めていくので
それはエスカレートしやすい

 

よく幼子が『うんこ!』とか糞系のことを連呼したりして
そして自分自身で盛り上がっているところも見ますが
あれも、性癖の走りです

コプロラリア(Coprolalia)と言いまして
小さな子どもだったらまだ温かい目で見守られる性癖でもあります

大人だったら、場所によっては連行されるかもしれないので

それを言ってしまう子供は
大人から『ダメだよ』と躾けられて
我慢を覚えて生きるようになりますが

でも実際の奥底には、それを言いたいというのは燻っていたりもします

 

ただ、最近の小さな子供を見ていると
昔より、そういう言葉を叫んだり連呼したりする子どもが少なくなってきたのか

もしかしたら
何世代か経ることにより、その感覚がある意味、おさまりがついたのかもしれないけれども

私が小さな頃はよく『連呼系』はおりましたし
アニメにもなってたけれども
そのアニメも今では
夏休み映画とかでは感動系だと言われたりして不思議な有様になっております

もしかしたら、そのアニメが
その性癖の解放に一役買っていたのかもしれない

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昔、よくやっていて人気だったのが『ドッキリ』で
タレントさんや女優さんをびっくりさせて楽しむというのがあったけれども

それも異常性癖の中にHarmatophilia(ハーマトフィリア)という名として存在します
・・失態愛好 何かの失態に対して興奮する

結構、好きな方いらっしゃいまして
ドッキリ番組とかを見て興奮しているか、自分に問いかけてみるといいかもです

 

あと
Phygephilia(フィジャフィリア)というものがあります
何かから逃げること、追いかけられて興奮すること

芥川龍之介によると、河童にもこの性癖があるらしくて

(はい、鋭い方はお分かりですね
河童は鱗があります故。
介入中に見ている方も多いかもですね)

 

神聖なものに対して性的に昂ってしまう人というのもいるらしいです
どうやら綺麗なものほど穢したいという感覚になると言い
ヒエロフィリア(hierophlia)と言います

 

そんなに害にならないところでは
樹木に対して性的興奮を感じる方だとか
『音』に対して興奮する方なんかもいらっしゃるとか

 

人間ではないほかの動物に対して性的興奮を覚える方もいらして
それは其の名も(Zoophlia)ズーフィリアといいます

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行為を目的としての場合は
日本に多いなあと思うのは

『視ること』についての性的倒錯

他人を覗き見ることに異常に興奮する人
(私の母親はこれ 理解不能なのも仕方ない)

また自分のパートナーが他人と営むのを見ることで性的興奮を覚える人が多いというのも
有名なお話

同意の上で他人に営みを見る、見られるということに性的興奮を覚えるという性質もいらして
それはそれで大変だなあと思う
・・同意をとるまでが大変だろうに

女優さんなどのゴシップや隠された一面を見たいという欲望は
それに充当するのかもしれないなあと思ったりもします

誰それが、不倫してた!などと話す人の鼻息は概ね荒いですからね
興奮しているようです

他人のことでここまで興奮できる自分に気づくというのも
なかなかオツなものです

 

 

ちょっと数えただけでも
この異常性癖は100項目近くになります

いちいち、これもアレも性的倒錯だというとキリがないのですが

粘着系の性的倒錯はご本人でも
なかなか難しいらしいです

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ただ、実は
自分の親がこの『異常性癖』を持っていたら・・・?

というケースが
やはりカウンセリングには多く見られます

 

私もそうですが
自分の親が歪な性癖を持っていると、もちろん子供は混乱します

よく父親のアダルトビデオが『ロリコン』ものだったとか『レイプもの』だった
という話を聞くのですが

これ、トラウマになっている方は多いです

そういう場合は
即、介入でトラウマを昇華なのであります

   

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