土地の神様

どこの土地にご縁があるかということは結構重要だったりします

自分の小さな頃を思い出していただきたいのですが
大抵その育った場所を思い出すはずです

例えば登下校の道のアスファルトの熱だとか

庭先から見た風景だったり

橋の上に吹いていた風だったりと

ほぼ、思い出されるものの背景として
その土地の情景や匂いや佇まいが一緒に思い出されるはずです

私たちは自分のルーツを話すときに
必ず『背景』も一緒に思い出しています

それは苦い思い出でも 柔らかな思い出でも

『この場所でこういう思いを味わった』

と『その場所』というのは記憶の中でも重要なポジションを占めています

とある方が自分のルーツを知りたいと
生まれ育ったところの出掛けて行ってから、カウンセリングの進捗が早くなった
ということもありました

『場所』の力と言いますか

その場所に行くことで、五感に刺激があり
記憶から引っ張り出されてくるものっていうのはあるのでしょうね

住んでいる場所というのは、その方に多大な影響を及ぼすものです

どこが良い場所、悪い場所とかではなく
同調しやすいところや
居心地がいい場所というのは人それぞれ違います

ある方がが『ちょっとここは・・』というところでも
ある人にとっては『ここから離れたくない』というくらいのところもあります

余談ですが
私の大好きな場所がありまして 
それは長野県のある地方なのですが
そこは、たいそう山深く 
どこかしこにも川がある場所なのですが

そこは美術家 画家 音楽家 哲学者 デザイナー と
現在 第一線での大活躍をされている方ばかりなのです

不思議だなあと昔から注目していたのですが
何年経っても そこの生まれの方が色々な分野のトップを取って行く

面白い現象だなあと思うのです

卵が先か 鶏が先か の論争になってしまうかもですが

その土地が天才を生み出したか
人間がその土地で天才性を発揮しやすかったのか

ただ土地が何らかの刺激をもたらしたことは確かなのかなあとも思うのです

何故なら
皆、その方たちは幼少期のインタビューで
『山ばかりを見ていた』『山がそばにあった』
と懐古しているからです

山との対話
川との対話
風との対話
おひさまとの対話
月との対話

それは『自分との対話』だとも言えますが
それこそが、自分の本質と話す手段なのかもしれません

山はどうやったら幸せになるかなんて教えてくれないけど
ひたすらに受け入れてくれている

川も樹も森も 風も花も
ただ『そこに在り』答えてくれている

その対話を多くした人は 自我以外の何かと繋がったりするのかもしれないですね

自然は時にものすごく破壊的で
でも
また生まれ出ものを常に内包していて

人間もそうですね