集団との契約

なかなか自分が思うように見れない時は

『自分と全く同じ容姿や性格の人、瓜二つの人』が
いきなり 近くに現れたらどうするか

を シミュレーションしてみるのがおすすめです

馬鹿にしたり
排他的な態度をとってしまったり
イライラしたりする感覚を 『自分に似た人』に持ってしまう場合は

自分の中に『自分に意地悪な部分』があると見た方がいいです

その部分はみるのが非常にきついと思います

なぜなら『恥』が関わっていることが多いからです

自分の中に圧倒的な『恥』を感じるところが在って
それは勿論 生きてきた中での環境から『恥』と認定された部分なのですが

しかし
その自分の『恥』の部分を 
他人の中にも『見出せる』から

人は葛藤したりするのです

他人も許せないし
自分も許せない

その『恥』って 実は種類がたくさんあるのですが

正体は『他人との関係性の中で起こる自意識』です

日本は集団で物事を為すことを『和』と尊ぶ性質が強く
集団で何かを成し遂げたりすることで 成果をあげやすい性質が強いように思えます

その自意識としては
『集団のリーダーが良い』というヒエラルキーの根源みたいなものが
多かれ少なかれ
私たちの感覚に侵食するように染み込んでいます

リーダー
救世主
トップ

だからこそ
集団から『和を乱す異端』とレッテルを貼られると
それが『烙印(らくいん)』のように さも 焼印のごとく
肌感覚として 痛く染み付いてしまったりしているのが 日本の教育の負の面でもあります

そんなに集団がいいわけでもないのにね・・

また
『役に立たない人間は用無し』とまでの烙印もあったりします

集団てのは
『契約』でもあります

またその契約は 時と場合 によって中身が変わります

例えば戦時中は『お国のために死んだら名誉』とかね

すごい契約ですよね

集団から『名誉』をもらう引き換えチケットに『生命』。

集団との契約ってのは
時代背景によりけりなので 

私はクライアントさんそれぞれ が 『集団とどういう契約をしているか』を
重点的に見ていきます

多いのは
『集団の中での特別な自分』という契約を結んでしまっている人です

今の時代は特に多いのではないかなと思われます

少しずれますが

集団って『同調』すると
独特のエネルギーを出すので 

それを時の権力者や支配者はコントロールして
大きな流れを作るのよね

だから、私は『礼賛される人』ってのをあまり信じないところがあります

真の鷹は 目立たないところで地味に生きている

『恥』の感覚ってのは それ自体がトラウマのようなものだが
厄介なのは
恥を隠すのがめちゃくちゃ上手な人がいるということ

自分さえも騙せるくらいの演技力で

『自分に 自分を憑依』させるのです

そして『特別な自分』というチケットを集団から獲得するのですが
実はそれが
『苦しみの元』となる『恥』が関わっている、、と気づくのが
大切なポイントになります

この辺りは
カウンセリングもガチンコになってきます  笑

 

 

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