現実の世界の『物事』や『事象』を私たちは
正確に捉えていると思っているが
それを一旦、『脳』に取り込み
そしてそれを識別して認識し
記憶として、また、その物事から導き出されるメッセージ性などを
自分自身で読み取り
『無意識に取り込むと』
物事や事象は途端に姿を変えます
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トラウマ治療として
その方の記憶の中に入り込み
そしてその記憶の下の無意識の中で
その方が『どのように物事を処理したか』ということを見ている仕事なので
いわゆる
クライアントさまの『夢』的なものを
見させていただくような感じになります
その世界ってカオスだし
耽美的だし
ゴシックで
そして
情緒的で
美しい詩の一編を詠んでいるような感じになる時もあります
そして面白いことに
みなさま、その物事の処理の仕方に割と共通する項目があるのです
さて
今回はその無意識に
澱のように沈澱された『物事』を少し一緒にのぞいてみましょう
それは一風変わった『風体』をして
私とクライアントさまの目の前に現れたりします
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この無意識の世界を絵画にあらわした時代として
シュールレアリズムの時代があります
シュールレアリズムとは
第一次世界大戦後に
精神科医フロイトの影響を受け、精神に内在する夢ないし潜在意識の世界を研究して未知の美や真実を発見しようとした超現実主義の新芸術運動です
ピカソ(言わずとしれた巨匠)
ダリ(時計がぐにゃりとしている絵は有名)
マグリット(スーツ着たおっさんが宙に沢山浮いている絵です、これも実際
過去生として持ってらっしゃる方いますよね)
そして『モモ』を書いたエンデの父の『エドガーエンデ』も画家として
有名です
夢の世界で
一度はこういう世界を見た気がする・・という世界観を
探求した運動になります
なので実際に
絵画として、無意識の世界がどうなっているのかみてみたい・・
という方は
エドガーエンデの絵画をご覧になると良いかと思います
モチーフとして
よく出てくる『白い人(天使)』と『黒い人(天使)』
は
カウンセリングでその世界を見たことのある方が多いはず
私のカウンセリングルームには沢山の絵を置いているのですが
この絵も飾ってあります
なんとなく不穏な雰囲気の漂うその絵は
鬱蒼とした黒い森の中で
白い人と黒い人が
距離感を保ちながら並走している絵です
カウンセリングルームなんだから
もっと明るい絵を飾ってよ!
という声も聞こえてきそうですが
実際の無意識下というものは
そんなに明るいものではないのです
だから、私はカウンセリングの介入中などに
その絵に目をやるのです
一見、怖いこの絵は
なんとなく私の原点を教えてくれるような
それは『続く』『無がない』という感覚を呼び覚ますものであります
混沌として
秩序が無いようで、実は秩序があり
しんとした静けさの無音で
そして弱肉強食・・
それはライオンが兎を食べちゃうよ。。ていうようなものではなく
虫が人間を喰らうとか
頭が人間だけど
体が魚とか
花に顔があるとか
カブトムシが非常に柔らかいとか
ホワイトアスパラガスが何故か出てくるとか
宇宙の大きな振り子が見えるとか
顔が無いとか
そんな
こんな
イメージが
クライアントさまと一緒に無意識下に潜っていくと
出てくるわけです
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そして、介入が終わって
黙っていると
クライアントさまの中では
その見えたものを語り出したりする方や
後日夢で見たりするとかするのだけれども
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そのイメージが実は
実態として、この現実世界にあるものを取り込んだものだと分かる時もあれば
いや
これは集合的無意識(民族的無意識)だわ
っていうものもあるので面白いです
うちのカウンセリングは何故か
日本や世界を牽引するような方々が多くいらっしゃるのだけれども
その方々が
口を揃えていうのは
『蛇がやばい』というのです
鱗が見えるとかいうのです
そういう蛇的な人たちから
綺麗な美しい人間の感受性を取り戻せねばと
みなさまおっしゃるのです
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こんなことをブログで書いてしまうなんて
とんでもカウンセリングだなと自覚はあります
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