導かれる道

 

『戦うべき相手を見誤るな』 と師たちは云う

 

直接、このフレーズを言われたわけではないが
このニュアンスのことはよく言われた

師たちはたくさんの言葉を教えてくれたが

それは私の中で種として蒔かれ
時間が経つと、それらは芽を出したり

迷える時は啓示のように聞こえたり、戒められたり

ある時は沈黙をもって
答えとなされたりする

沈黙が答えとは
然り
『自分と対峙しなさい』

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師たちは『言葉』がどう人に作用するかということもよくわかっておりました

耳聞こえが良い、いわゆる酔うような言葉は一切言わない徹底ぶりでもありました

精神科医という存在は
言葉でもって治療する側面もあるので

大事な言葉というものを
適切な場面で『薬』として使う・・という手法をよく教えてもらいました

そして不束ながら
自分も今になって、なお気づいたりするのです

ああ、あの時の言葉は
実は『薬』だったんだって

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クライアント様たちとのカウンセリングで
私も『言葉』を薬として使いますが

しかしそれは『困っていることが、どうか解けますように』

という目的があって為されるものです

何かを引き寄せたり
楽しく生きる・・ということより

困ったことを解決するということを生業にしているような気がします

持ち込まれる『困ったこと』のナンバーワンは
『自分の中にある悲しみとか恨みとか悔しさとか怒りをなんとかしたい』
ということでしょうか

1人ではなかなか解消されず
苦しい思いを抱えていらっしゃる方が多いです

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話が少しずれますが
この『困ったこと』は、どうやら死んだ後も『無念』として残る場合があります

その『無念』の方々も多く、こちらにいらっしゃいます

全て
騙されたとか、謀られたとかの方々です

お話を伺うと
辻褄が合うというか

歴史は『勝った側』からの史実なので

いわゆる騙されて負けてしまった側からのお話は
切実で、聴いていると 悔しくなってしまう

でもそんな中でも
どのかたにも、漏れなくあるのが『絆』というか『ご縁』なのですよ

誰かの存在が
自分を支えてくれるというものを
どのかたも持っていらっしゃる

えー私にはいないよ

とおっしゃる方にもいるのですよ

本当の青い鳥のようにいるのです

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語弊がありますね

誰かが支えてくれるから、自分がいる
・・ということよりも

『誰かの存在』が『自分の励みになる』と言ったところでしょうか

それは利害関係などではなく
純粋な『想い』の世界のことで

それはどんなに離れていても
どうやら再会するようなものなのかもしれません

運命の赤い糸とはよく言ったものですが

確かに絆というか
紐で結かれているような
そんな雰囲気を感じるのです

(実際のうちのクライアントさまたちは男女の仲ではなく
どちらかというと唯一無二の片割れのような同性の相手との再会が多い)

 

 

さて、今私のカウンセリングでは
また段階が変わってきて

『想いの達成』みたいなものがテーマになってきている方が多く来られるようになりました

純粋な『願い』や『想い』に
『嗚呼』と気づかれるだけで

どうやらそれは息を吹きかえして、鼓動を取り戻すと共に

世界もそれに合わせて
ゆっくりのその運命の鋼をまわすようです

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毎日目まぐるしく場面が切り替わる今日この頃なので
少しバタバタとしていますが

落ち着いたらもっと色々ブログに書けたらいいなと思っております

   

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