解離に気づくときと負の感覚を請け負ってきた人格

筆跡が違う

私ってなんだか人と違うのかなあと思った初めての気づきは筆跡でした

まず鉛筆の持ち方が何通りかあります

そして筆跡も種類があるといいますか

丸文字の時と
カクカクした文字の時と
誰が描いたんだかわからないような文字と

数字の書き方もその時々で違い

とかく字を書くのがなかなか大変でした

自分の中で定まらない感じがありました

解離の方々に伺うと
『そうそう!』といっていただけるエピソードだと思います

筆跡が人格ごとに変わるというのは結構よくある話

なのでノートを取るのが苦手という方も多かったです

洋服の傾向も変わる

あとは洋服が変わるのもあるあるエピソードかもしれませんね

私も何種類も服の系統があり
解離がひどい時は大変でした

女として見られる服装をものすごく避けている時もあれば

奇妙奇天烈な格好を好む時もあり

よく周りからは
『いつ見ても違う格好をしている』と言われて
とても恥ずかしかったのを覚えています

解離が治癒してきてから
服の系統が絞られてきて服でパニックになることは減りましたが

昔は人格ごとに『着たい服』と『着たくない服』があり
それが細かく変わるものだから
自分の格好が嫌で仕方なくなり頭痛を起こすとかもよくあり

そんな自分が不思議でなりませんでした

また鏡で自分をみるときに
自分ではない人を見ているようだ・・という感覚です

まるで赤の他人を見るような

たまに店のガラスなどに映る自分を見て
それが自分だと気づいてギョッとする時があります

自分だと気付いて
まじまじと眺めてしまう時もあります

『これが私なんだ・・』といつも変な感覚になります

解離の人格の中には『相手』を飲み込んだものや『相手』から憑依されたものがあることがある

解離の人格は
トラウマの重篤具合と比例していることもありますが

感受性が強い方ほどその人格の分裂が複雑化している傾向が見受けられます

感受性が強い方は
共感性が強い方でもあるので

人格形成の元となる『相手』をそのまま飲み込んでしまっていたりします

もちろん『相手』方から
憑依されてしまい
自分の中に人格として形成されてしまっている場合もあります

その『相手』は大抵は養育者となる『父親』か『母親』です

父親もしくは母親が子供に憑依して
子供を意のままに操っているという『解離』のパターンは結構あります

父親 もしくは 母親は自分から離れ始める『思春期』に
その『支配』の力を強める傾向があります

思春期の変化を認めない

恋をするなんて『ふしだら』だし
綺麗な格好するなんて『誘惑すること』だし

とかく『性』が成長して巣立つことを面白くないのでしょうね

解離のどの方を見ても
親から『性』の目覚めを受け入れてもらえていない傾向があります

面白いことに
どんな『性の制限』を受けてきたかで
着用する洋服の系統なんかもうっすら分けられたりします

特に母親から『嫉妬されてきた娘』は
『女性』らしい線のでた服装を避けます

なるべく中性的に
ボーイッシュに

など 『性』を感じさせない選択をしがちになります

また『父親』と『母親』から『性的な虐待』を受けてきた子供は
戦士的な服装を好むようになったりします 

ビジュアルに物凄くこだわりを持ってしまったりします

この世の『基準』が『見た目』ではないかという
難しい『物差し』を持ってしまいがちです

解離の人格は『私の人生の側面の一つ』です

さて
『解離の人格』というのはご本人が気づかないうちに
入れ替わったりするものですが

『その解離の人格のトラウマ』に介入で触れた時は
時間と空間がねじれるような現象が起きます

ご本人は物凄く眠くなったりします

私も体験あります

解離の人格の最後のボスみたいな人格の時、
切り替わるきっかけのようなものに触れてしまい

人格が大いに『憤慨』している時がありました

しかし普段生活している私にはその憤慨がわかりません

なぜなら『人格』が
『私の中の負の感覚を請け負ってきていたので』

人生の表舞台で生きている私には
『解離の人格』が請け負ってきた『負の感覚』は
わからないのです

解離の人格は明らかに『私の人生の側面の一つ』です

その側面は
私が感じたら死んでしまうような『負』の部分を
その『人格』に負わせてしまっていることもあるので

その『人格』の言葉に耳を傾けていくのですが

もう『人格』として育ってしまっている部分は
なかなか『表舞台の私』と接着しないといいますか
逃げる部分も多いのです

けどうまく介入して触れることができ
その『人格』を癒すことができた場合

(方法は企業秘密なので明記しませんが)

人格自体の苦しみを癒すことは可能なのです

しかし、それをするまでに
コチラもただでは済まないといいますか
空間は歪むし 時間の流れはおかしくなるし あと吐いてしまう

なんでかなと思うのですが

本当に歪むのですよ
ぐにゃりと

介入されている方々は
その間は めまいを感じたりしているようです

実際、解離っていまだに謎の部分が多く
解明されているわけではなく

スーパーバイザーも『人類の新しい防衛の種類だ』といいます

臨床からわかることも多いので
クライアント様とは共有しつつ進めてまいります

   

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