『自分を見つめる』ということがカウンセリングで必要とされるときがあります
例えばインナーチャイルドの声を聞くとか
解離の人格の声を聞くとかの段階で
それは為されることがあるのですが
その、自分を見つめるというときに
やはり、どの方も『認めたくないインナーチャイルド』が出てきたりするのです
例えば
暴食してしまうよ・・なインナーチャイルドとか
物事をうがって斜めに見るインナーチャイルドとか
人に取り込みたいインナーチャイルドとか
怒りにまみれた人格とか
破壊神的人格とかですね
それをご自身の中に見つけられるやいなや
そのインナーチャイルドやら人格やらを駆逐するよ・・・!的な扱いをされるクライアント様がおられます
ちょっと、待った!です
駆逐されて追放しようとなさる前に
自分の心の中で『なぜ駆逐したくなるか』の方に心を探られて行ってほしいです
実はその駆逐したくなるインナーチャイルドやら人格やらは
『発生した意味』があります
『生まれた理由』があるのです
それに耳を傾けずして
そのインナーチャイルドやら人格やらは昇華してはいきません
しかもそのインナーチャイルドの人格が『請け負った記憶』と『体験』と『感覚』があるのです
ご本人だけではとても受け止められなかったことも
その人格がいることで乗り越えてこられたと言うことがよく見られるのです
『人格』も、その種人格が受け止めきれなかったことを、代わりに自分が請け負ってきたという『自負』があるのです
もし、あなたが
自分が誰かの代わりに色々と難儀なことを請け負ってきたことがあって
なのに
いざ、自分が何かを思ったり感じたりをし始めたら
それに対して
『お前邪魔』とばかりに追放されかねないことになったら
あなたは怒りませんか?
だから駆逐してはダメなのですよ
きちんと話を聞くことが本当に大切
駆逐ではなく
昇華させると、その人の中で『扱いづらかったインナーチャイルド』は
『守護的な人格』に変化されたりするのです
そうするとそのインナーチャイルドはみるみる変化されるというか
変身なさいます
なのでカウンセリングでは絶対に駆逐はしないようにしています
その方の一部なのであれば
『在りよう』を変化していただくのが一番いいのかと思っています
WIN =WIN にしたいと思っています
そして
なぜ駆逐したくなるか・・の大元は
『自分を駆逐した相手がいるから、自分も駆逐したくなる』ということに気がついてほしいです
自分を駆逐した相手は、ほとんどの方が
幼少期に出会っていた人です
それは親だったり、教師だったり、近所の人だったり、友達だったりします
その周りの人たちの言うことを
『真に受けたから』自分は自分のことを恥ずかしく思い、自分の中のある部分をひた隠しにしたり
なかったことにしたり
もしくは隠し持っていたりするのです
だから周りの大人や友達から
嘲られたり、馬鹿にされたりした『自分』を自分で追放してしまわないと
自分が保てないくらいにしんどかったのだと思うのです
けどそれは周りからの評価を間に受けたからの事です
振り返ってみて
そんなに自分は、恥ずべき存在だったのか
忌み嫌われる存在だったのか
嘲られる存在だったのか
と言うことを
カウンセリングで一緒に見ていく作業をしていくと
『・・・・そんなに言われるほど、自分て悪くないじゃないか』と
正気にかえられたりするのです
昔、自分にかけられた『呪い』がとけていく瞬間でもあります