不快な感覚を取り戻せ!

 

ずっと ある時期から頭に杭が刺さっているのには
気がついていました

それはものすごく痛み

私の動きを制限して

本当に 杭 のように私を磔ている様でした

困ったなあと
何年もそれに対応してきましたが
なかなか抜けなくて

いつも朝起きると
吐き気とともに すごい頭痛でした

なんとか処置しつつ 仕事をしていましたが

どう、それをイメージしても
『杭』だよなあ。。と

 

ある時 その杭に向かっての『自分の思い』を
探ってみることにしました

簡単です

『杭』に向かって
私はなんと言っているか に耳を澄ますだけです

 

すると『行きたくない 行きたくない』と
小さな声がしてきました

他は何も聞こえません

 

おそらく 小さな頃のようでした

年齢が大きいほど きちんと文脈で教えてくれたりしますが
小さな頃、幼少期などは拙い語彙ばかりが聞こえます

おそらくそれは 幼稚園前なのでは・・というような感覚でした

汚い
行きたくない

それしか言いません

 

ふむふむ、と私は検討とあたりをつけます

そして高之瀬に介入してもらいながら
自分で潜っていくのです

痛いところへ

 

そこはなんとも言えない雰囲気です

イソギンチャクのように蠢くところを掻き分け掻き分け
気がたまに遠のきますが
それでも確実に泳いでいく というような感覚でしょうか

千と千尋の映画で
お湯屋で 主人公が神様を洗うときに
最後の栓を引っ張って 抜く時のような感覚

しかしなかなか辿り着かないところなのか
深みに入ってしまったようで

身体が痺れたり 痙攣したりしながらも

電話で介入してもらいながら

内部を見ていたら

 

あれ
防護服をきた人たちがきた・・
と思ったら

ナウシカの王蟲の子供みたいなのを 引っこ抜いて
吊るして運んでいったんです

 

実は よくクライアントさまたちからは
イメージとして これに近いことはいつも聞いていました

『〇〇が出てきて 〇〇していきました!』とか
『〇〇が 引っ張って吸い込んでいきました!』

とかとか。

しかし自分でリアルに 自分にそれを見たのは初めてでして 笑

『うわ!本当に助けに来たんだ!!』と面白かったです

 

スーパーバイザーの介入は
勝手にされるので リアルタイムではなかなか体験できないのです

今回は高之瀬が それを使ったようです笑

 

さて
映像として見えたそれらとは別に
初めて映像もありました

SA(性的虐待)は TRUE と FALSE  があります

本物の記憶と
作られた記憶

私たちは一応 どちらかな??とは見ますが
本物の記憶を フォルスメモリー(作られた記憶)にしている場合もあります

本当の記憶として
『性的虐待の記憶がある』と認識するだけでも
負担がかかるため

『あれは、なんかの間違いかもしれん』と
置き換えたりもします

それくらいSAの感覚というのは人に影響を及ぼしたりします

(、、だから 加害者側の無知や無自覚には 頭来る)

 

 

そうそう
最近私は ある人と距離を取ったのですが
それは『自分の感覚』を感じられるようになったからです

『不快』という感覚を取り戻したからです

長らく私は自分の『不快』という感覚を認めようとはしませんでした

『いい関係』を維持することが
人生の最重要項目のようにして生きてきていました

しかし どんどん投げかけられる言葉に
混乱してきていると同時に
『その方の快感』が見えてきたというか

一瞬の隙に入り込む『意地悪を投げかける時の快感さ』に気づいてしまったときに

『ああ もう元の関係には戻れないな』と思いました

むしろ疲労感の方が強かった気がします

 

そんな体験をしてから
私は『自分が不快に思っていること』をひたすら
内観する日々を送っていました

そうしたら ずっと懸案事項だった頭の杭がついに抜けたわけです

カウンセリングは ある程度までは
介入はできますが

1番の目標は『感覚を取り戻すこと』です

特に『不快な感覚』は人は避けがちです

しかし『不快な感覚』を取り戻すことは
すなわち 『自分の境界線』を取り戻すことでもあります

ネガティブな感覚だし
不快だし
嫌なのは重々(私も経験したから)わかりますが

でも、これ 取り戻した方が断然いい感覚なのです

うちにくるクライアントさまたちも
『不快な感覚は取り戻したくない』とおっしゃいますが

これも大事な感覚なのですよ

 

 

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