大切な星

サハラ砂漠に不時着したパイロットは
星の王子さまと出会うのです

そこで
羊を、描いて と頼まれた パイロットは
色々な羊を描くが

『この羊は よろよろしすぎる』とかを言い

どれも王子さまの お気に召さない

怒ったパイロットが
ただの四角い箱を描いて
投げやりに
『これの中に 羊がいるよ』と
紙を渡したらば

なんと 王子様は 笑って
『そうそう、こういう羊が欲しかったんだ!』
と 言い

しばらく 愛おしそうに
その箱の絵を眺めていた王子様は

『あ 羊、寝ちゃったよ』といい

『草は 足りる?』と尋ねてきたので

パイロットの私は
『この羊はとても小さいから 足りるよ』と答えるのです

私のカウンセリングは
この 星の王子さまに 似た 方法をとっていくことも あります

貴方の頭が この『箱』

あなたは この箱に 例えば
『お金』ってものを入れてみると

『不安』しか出てこない

じゃあ その箱📦は 一体 どんな仕組みに
なっているのだろうか

を 探っていく旅に出るのです

本来 お金は 物質としてみるならば
紙と 鉱物 でしか出来ていないものなのに

貴方は それを 貴方の箱📦の中に
入れると

『不安』や『恐れ』という 感覚が
出てくる

この 出てくる感覚が 不自由なので
カウンセリングに来られるのだと思います

なので この箱📦に
少しずつ 亀裂や 破れを 作っていくのです

その方の頭の箱を数式のように
私は 考えて カウンセリングを構築していくのですか

いわゆる ブラックボックス 🌀の
中身を探るために

たくさん 数式を入力して
どんな 答えを出力するかを

シミュレーションしてもらいながら

2人でブラックボックス🌀 、
つまり箱📦の内部は
どのように 入力した単語から
『妄想』していくのか を 探る

例えば 私なら
『障害』という言葉に 血の気がひく感覚になり
頭がグラグラして 気持ち悪くなるのだが

私の箱は 『障害』という言葉を入力すると

気持ち悪くなる『感覚』を出力する

というモデル式が出来上がっていました

なので 『感覚』を変えたいと 希望していたので
まず 入力するものを 細かく分類していく
ことにします

『障害』の中でも

『障害者』→箱📦→ 不安な感覚
『障害物』→箱📦→ 平気◎

このことから なにやら 私の箱は
『物』より 『人』に 関わっているようだ

と 当たりをつけていくのです

『人』ならば

『大人の障害者』→箱📦→ 変わらず不安
『子供の障害者』→箱📦→少しだけ軽減

…うんうん、なるほど
『大人の障害者』の方に 多く私は反応を示すのか


どんどん シミュレーションを細かく分類していく

ちなみに
出力側から 入力することも可能です

これをカウンセリングでは
クライアント様と一緒にやっていくと

自分の頭の中がどう 『物事』を処理しているのか
を ご自身で探ることができる技術を体得出来るので

カウンセラーに訊かずとも

自分で自分に対しての『工夫』や『知恵』
が どんどん たてられるようになります

星の王子さまは 私の愛読書でもあって

何故だか
この本を読むと
『失った 大切なもの』に触れられるような
感覚になります

貴方の 箱📦 は
本来 とても自由で

星の王子さまのように
ただの 絵にかいた 四角のなかに

草をモグモグとはむ 小さな小さな羊をも
絶対に見ることが出来るはずです

『大切なものは目に見えないんだよ』と
いう有名なフレーズがありますが

私は以前 それを
『ああ 親切とか 愛情とか って
目に見えないよね』

と 簡単な解釈をしていましたが

実は違うのかな と 最近思うのです

『大切なもの』とは 『想像力』

そこに何を見出せるかの『ちから』

その『ちから』はかつて
自分そのものだった 『在ったもの』

それは 目に見えなくて
自分にしか 感じられないもの

その『ちから』を取り戻すのが
私達カウンセリングの 援助になります

 

 

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