Case43おかげで私は、「私」という最高の味方を人生に取り戻すことが出来ました。これからの人生の宝です。

乙原さま

こんにちは！
お元気でお過ごしでしょうか？
体調にけっこう波があるのでまだ完全に復活していないのですが、
遅くなってしまいましたメールをお送りしようと思い、書いております。

年末に突如として方向転換ができたのは、過去に私をいじめた奴らに
思いっきり暴言を吐いてからでした。
（と言っても、イメージの中でですが）
車を運転しながら思いつく限りの罵詈雑言、恨み言を言いまくりました。
イメージの中で過去の苦しかった時の時間を止めて、
その人たちをぶん殴ってみたり、悲しくて固まって動けなくなってしまっている自分を
その場から助け出してみたり・・・しました。
あの時、できなかったこと。
悲しいだけじゃなくて本当は猛烈に怒っているのに、
その怒りを閉じ込めたあの日。
「私はあんた達なんかとは違うのよ、悪口言ったりひどいことしたりなんか
しないんだから！」って、「心の美しい私」を装うことでなんとかプライドを保っていたのですが、
それをワーッと解放してやりました。
そしたらものすごくスッキリして。
「ハー！！悪口最高！！」って思いました（笑)
そして気づいたんです。
私は自分がホントは価値ある存在だってずっと思ってたんだって。
そう思っていたのに、それとは違う扱いを受けたから猛烈に腹が立ってたんだって。
なんだ、私はホントは自分のことが大好きだったんじゃんって思いました。
表向きは人から受けたひどい扱いや言葉に打ちのめされて、
対人恐怖症であることや友だちがいないことや
誇れる才能が何もないことに囚われていたのですが、
心の奥底では私は私をすごく大好きで気に入っていたことにその時気づいたんです。
例えようもないくらい、ものすごくものすごくホッとしました。
そして、もう自分を責めることはやめよう、
もう何を思っても思わなくてもいい、何をしてもしなくてもいい、
何が出来ても出来なくてもいい、どんな自分でもいい、って思えました。
どんな自分にも「いいよ」って言ってあげよう。
私はもう十分に苦しんできた、もうこれ以上自分をいじめなくてもいいだろう。
どんな私にも寄り添ってあげよう、ホントの声を聞いてあげよう。
って心の底から思うことが出来ました。
・・・罵詈雑言からのこの流れ、自分でも驚きました。
悪口を言う、汚い言葉を吐きまくることを自分に許したら、
怒りを思いっきり表現することを自分に許したら、
何かが堰を切ってドバーっと流れていったんです。
そしたら今まで感じたことのない圧倒的な安心感がそこにはありました。
「揺るぎない絶対的安心感」とまでは呼べませんが、
（だって少しの体調不良なんかですぐに不安いっぱいになってオロオロしちゃうくらいです）
それでも今までたったひとりの味方もなく一生懸命がんばって生きてきてくれた、
ただひとりの自分に愛されたくて、ひとりぼっちで長い年月を乗り越えてきてくれた小さい私が、
すぐに傷ついたりムカついたり認められたがったり面倒くさがったりする小さい私が、
とてつもなく可愛くて可愛くて可愛いです。
私、旧姓が〇〇っていうんですけど、今までは自分で「〇〇〇〇（自分の名前）」って口に出すと
すごくいたたまれなくなっていたんです。
どんだけ自分をいじめぬいてきたのか・・・と思います。
だからこのいたたまれない気持ちがなくなるまで、
時間をかけてきちんと寄り添ってあげようと思います。

8か月間、乙原さんには本当にお世話になりました。
いつも隣にいて、一緒に歩いて下さるけど決して依存させるのではなく、
今はひとりで自転車に乗る練習をしているんだよ、私はそのお手伝いをしているだけ・・・っていう
乙原さんのスタンスは、最初はちょっと寂しく感じたりもしたのですけど、
今となっては本当にありがたいことだったなあと思います。
おかげで私は、「私」という最高の味方を人生に取り戻すことが出来ました。
出された宿題も、「とことん自分の本心に向き合え」っていうことだったんですよね。
「人がどう言うかではない。自分がどう感じるか、それがすべてだ」
本当に大切なことに気づくことができました。
これからの人生の宝です。

「私の鬼って何だろう？？？」ってカウンセリングの間ずーっと思っていました。
それは、人の言うことを真に受けすぎて、
それを真実だと思い込むってことだったかなと今は思います。
これからも人に批判されたりダメ出しされたりして落ち込むことはあるでしょう。
それでもこれからはもっと簡単に思い出すことができると思います。
「私にとっては、私がいちばん！！」と笑えると思っています。
本当に、乙原さんに出会えてよかった。
どんなに「ありがとう」を言っても足りないくらいです。
乙原さんは悩み多き私にとって、本当に心強い先達で、道しるべのような存在でした。

あの時、他のカウンセリングルームで疑問や迷いを感じたからこそ、乙原さんに出会うことができた。
でも、そのカウンセリングルームに出会っていなければ乙原さんに出会うことはなかった。
この流れが完璧だな・・・と思います。
向かうべき場所に向かって、私にとって良き場所へ向かうためにすべてのことは
起こっているって最近思います。

ひとまず私の中のスイッチがひとつ切り替わりはしましたが、
正直、これで卒業としてしまってもいいのだろうか・・・？と悩んでいます。
現実が変わったわけでもないし、当初の自分自身の悩みも依然としてまだここに
存在しています。
トラウマもまだ残っているみたいだし、
・・・と思いますが、
どんなものでしょうか？

・・・と、最後に疑問を投げかけてしまいましたが、
ひとまず一度メールをお送りしようと思います＾＾