いじめるのもストレス

いじめは子供同士だけのもの?

 
私が幼少期の頃は『いじめ』と言ったら友達との間で発生するものだという認知でした

同級生同士とか
近所のガキ大将に目を付けられるとか

そういうものの延長線上にあるのが『いじめ』で

それは友達というか、近い年齢の人たちとの間に現れるパワーバランスとして
いじめが出てくるという認識がありました

だから幼少期の子供のいじめに対しては
大人たちも少し甘く見ていたところもあったに違いない

パワハラ概念の出現

 
しかしそのうちに
平成も中頃でありましょうか

パワハラということばができあがってきました 

パワハラというものは
どうやら職場などで起こるもので
いじめに近いニュアンスを持つものらしいということの認知がされてきました 

上司が絶対的権力などを傘にきて
力を持たない立場の人や
逆らわないであろう人をいじめる

いじめて何をするかというと

『うさを晴らす』

夫婦間でのハラスメント

 
そして 同様のハラスメントは夫婦間でも起こります

その夫婦間の現象らへんにはモラハラやDVという名がつき

夫から妻へ、どうやら体罰なども含めた
過酷な性別的ないじめがあるらしい ということが明るみに出てきました

 

親子間の『いじめ』

 
そして最近は親子間で『いじめ』があるということもなんとなくわかってきたように思えます 

虐待といえばわかりやすいですが 
それよりもっと日常的に
親から子供への意地悪やいじめというのが起きているのでは・・ということであります

親が日常の鬱憤を
子供をいじめることで晴らす

親が日々 ストレスに感じていたことを
子供でうさを晴らすようになる

 

私たちの周りには『いじめ』ばかり

 

こう見ると
私たちも周りには兎にも角にも『いじめ』が非常に多い

昔は『いじめ』ってものは
子供同士のもので
それを経て大人になっていくもんだ・・見たいな風潮もあったけど

大人になっても『いじめ』はあるよね・・と言うのが
社会の共通認識のようになってきたようです

 

いじめってなに?

 

いじめってなんなんだろうと
この仕事を始めたばかりの頃、文献を読み漁っていたときがあります

しかしどの本も
『何故いじめをするのか』と言うことには触れていなくて

加害者のケアが大切だとか

被害者にも付け入れられる隙のようなものがある
とかで

異質なものは排除したい欲求が人間にはある・・と言うところあたりが
一番本質的なところに迫っていたように覚えていますが

何故いじめの感覚が人間の中で発生するのかは
未だ謎な部分が多いです
 

魚のいじめ

 

よく聞くのは魚の世界でのいじめの話

水槽に虐められている魚が一匹あって
その一匹を他の水槽に移したら
いじめはなくなるかと、移したところ

その一匹がいなくなった後に

またもとの水槽では
新しい一匹がターゲットとなりいじめの標的になったという

 

それらから読みとるに
いじめというのは『大多数』が存在すると発生するものだけなのか
と思うけれども

でも夫婦間の、いわば一対一の間柄でも『パワハラ』『モラハラ』『DV』というものは起こる

 

損得・ストレスといじめ

 

私がなんとなく感じていることは
限りあるものを取り合いするというシチュエーションで
いじめは起きやすいというところです

損得が絡むと、人はストレスを感じやすくなるのか
いじめに手を出す人が多くなるような気がします

そもそも、人は人と争うことには
ストレスを感じるのだと思うのだけれども

その鬱憤や鬱屈した思いを
人で晴らそうとすると
またストレスが発生するというジレンマも抱えているようです

余計にイライラする・・というやつですね

みんな、ストレスは嫌なものだけども

他人でその鬱屈を晴らそうとしない世の中って
どんなものだろうと想像するときがあります

 

加虐の快感

 
特に
親が子供をいじめるというケースは
カウンセリングでもよく見られることです

親の方々は『しつけだ』とおっしゃいますが

明らかにしつけに快感を伴っているご自身に気づかれると
止める方々も多いです

加虐の快感とブログでよくテーマにしていますが

自分の中の快感というものが
実はストレスのもとになっているというのは
依存症の場合にもよくあります

   

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