銃口から花が咲く

『不安』と言うのはまるで手榴弾のようだと思っていました

手榴弾を持ち続けるのは誰だって怖くて

それと同じで『不安』を持ち続けられなくて
それを誰かに手渡す
もしくは無理矢理投げる

例えば『老いたら誰にもみてもらえない』という不安を抱えた人は
それを解消するために
お金で子供や孫を買収し飼い慣らして
自分の面倒をみてもらおうと画策する

自分の胸で『不安』の手榴弾が爆発しないように
お金を渡す代わりに
その爆弾を少しずつ少しずつ次世代に送る

お釈迦さまは『生きると言うことは病気や苦労や死ぬことなどなんだ』と説き
それを『四苦八苦』と言いました

四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦(ドゥッカ)の分類。
根本的なドゥッカを生・老・病・死(しょう・ろう・びょう・し)の四苦とし
* 生苦 – しょうく。衆生の生まれることに起因する苦しみ。
* 老苦 – 衆生の老いていくことに起因する苦しみ。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。
* 病苦 – 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる仏教問題。
* 死苦 – 死ぬことへの恐怖、その先の不安などの自覚。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなど。

根本的な四つの苦に加え、
* 愛別離苦(あいべつりく) – 親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離すること
* 怨憎会苦(おんぞうえく) – 怨み憎んでいる者に会う苦しみ
* 求不得苦(ぐふとくく) – 求める物が思うように得られない苦しみ
* 五蘊取蘊(ごうんしゅく) – 五蘊盛苦(ごうんじょく)とも。五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならない苦しみ
の四つの苦を合わせて八苦と呼ぶ。

(Wikipediaより引用)

・・・・

たくさんの苦しみがあるのがこの世だと言うのです

 

この現代だと、誰しもが避けて通れないのが『老苦』ですかね
『老いる苦しみ』です

できていたことが出来なくなるとか
若々しさがなくなるとかと言う苦しみは
誰しもが感じるところではないかと思うのです

だからアンチエイイングとか、流行るんですものね

 

また『生苦』なんかも案外苦しいですね

『人にこうみられたい』とか『人と比べて』とかの苦しみは
人は人の営みの中ででしか生きていけないので
必ず直面化させられる苦しみでもあります

よく『楽しむために生まれてきた』とかポジティブなスピリチュアル系がありますが
その目的を追い求めていられるうちはいいけれども

人にいいなと思われることが楽しいとか
人から羨まれることが楽しいとか
他人より優れていることが楽しみとかが目的になってしまうと

いずれ、それは到達し続けられないものとなり
進む先は闇となります

だから私はぶっちゃけ『ワクワクする快楽だけのこと』とかだけを追い求めて生きていける世界というのはないと解釈しています

あったとしても
今世の私には触れられない世界なので
私にその世界のことを聞かれても正直わからないです

『引き寄せ』系のところに行かれたらいいと思う

 

私が見えている世界は『苦しみ』の世界で、それにどう対応して生きていくかと言うものです

お釈迦さまの言った『四苦八苦』と言う世界の中で
どう生きるのかというのが
私の提供できるカウンセリングになります

なのでうちのカウンセリングはいわゆる『虐待』や『性的虐待』そして
『毒親』と『DV』など
苦しみの手榴弾を他人から強制的に持たされて
それを自分の胸元で爆発させられてしまった方々向けのカウンセリングになります

他人の『四苦八苦』の手榴弾を強制的に手渡されてしまった方々

そして
それが爆発した瞬間に、あまりにみ堪え難い経験で
『解離』した方々が多く、こちらには来られます

 

かつて
手榴弾が爆発的した瞬間の自分をカウンセリングで
一緒に迎えにいくのですが

一応ですね、その手榴弾というものの分析と解体をも私はするのですよ

どんな仕組みの手榴弾だったのか
時限爆弾式なのか
それとも自分で引っ張って爆破させるタイプなのか

この爆発物の起爆剤は?
着火剤は?

みたいに細かくみていくのですが

私がよくみるのは

女性が母親から投げられたものが多いですね
・・・『嫉妬』が原材料ですね
それもこれは巧妙である時間、もしくはある状況になったら
時限爆弾のスイッチが入るみたいな仕組みになっていて怖いです

 

幼少期によく親から投げられたタイプとして多いのは
親が『自分を安心させろ』という爆弾
そこには親自身の『不安』が原材料として配合されています

親は自分の子供が自分の手中から外れて、自分を見捨てたり
もしくは自由になったら不安で仕方ないからと
『親の言うとおりにしなさい』という爆弾を子供はたくさん持たされて
そして
何回か見せしめのように
爆破させられてみたりして
その恐怖に固まって
親の言うとおりにせざるを得ないと学習していたります

もちろん手榴弾は子供に持たされたまんまです

その子供たちは自分が大人になっても、その手榴弾を粗末に扱えません

だって、いつ爆発物するかわからないので
それが爆発しないようにと言う選択肢しか選べないのです

私もたくさんのものを持たされていました

私は案外その手榴弾みたいなものを
自分の上で爆発させることが多かったので次第に不死身みたいになってきていました

けど爆発させる、そのたびにやはり自分は死んでいたようで
その死んだ残骸の自分を『自分の心象風景』の中で発見したりします

骸骨になって朽ち果てていたり
頭を杭で打ちつけられた状態になっていたりする子をたくさん発見したりします

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最近は
私は爆発物処理班みたいになって
他人のそれらを処理したり
安全なところに放り投げて無事に爆破させたりしていますが

どうにもキリがありません

不安の『解体のしかた』みたいな指南書があればいいのになと思います

他人で解消したり
他人に手渡して、自分だけが助かろうとしたりせずに

自分の不安は自分で『昇華』させる方法というのはあるのです

カウンセリングではそれらを昇華させる方法を身につけていただきます

これがあると鬼に金棒なのです

『四苦八苦』もそれで分解して解体して昇華できます

四苦八苦は
解体して分解して

いざ、手から離れると

花びらのように綺麗なのですよ

はらはらと桜の花びらのように舞って消えます

不安を自分じゃ持ち切れなくて、誰かに手渡したり、爆発させるより

花びらにしたいなとおもっています

爆弾より花束を。

 

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