前世のトラウマとか霊的なものとか言うけど本当なの?妄想・霊感商法じゃないの?

こんにちは。高之瀬です。

「乙原の言っていることは果たして本当なのか???」

ユークリッドカウンセリングに通ってくださっているクライアント様も
これからカウンセリングを受けてみようかなと思ってこのホームページを読んでくださっている皆さまも

疑問に思うのは

「乙原の言っていることは果たして本当なのか???」

ということではないでしょうか。笑

題名にもありますが
前世のトラウマだの
霊的な影響だの

「そんなことあるわけないだろ!!!」

という文字列が並んでいることに拒否反応を示す方も
少なからずいらっしゃるのではないかなあと
思っています。

エビデンスベースドプラクティス

突然ですが
私は科学が大好きなのです。

「この言説・主張には科学的根拠はあるのか?」
といつも考える癖がありますし
疑似科学や霊感商法にはかなり厳しい立場を取っている・・・
少なくとも取ってきたつもりです。

最近では心理の世界でも
「エビデンスベースドプラクティス(evidence-based practice)」が叫ばれるようになってきました。

エビデンスベースドプラクティスというのは、一言で言えば
「研究によって科学的根拠(=エビデンス)が認められるもの(からその人に合ったもの)を臨床に用いましょう」
ということです。

そして
その影響もあってか
昨今 認知行動療法が盛んになっていることはご存知の方も多いかもしれません。

心理の臨床における
エビデンスベースドプラクティスには
たくさんのメリットがあります。

クライアントさまが効果がないインチキ治療に騙されて
効果がない時間・労力を失うばかりでなく、新たな心の傷を負うことが減る、
というのは大きなメリットだと思います。

メタファーの世界無意識の世界

・・・
さて、そんな科学大好きの私が
乙原よりと一緒にカウンセリングルームを開いて

「前世のトラウマが〜」

とか、

「あの霊が〜」

とか。。。

分裂してるのか?
信念はないのか?

とかそういうことではないのです。(よかった)

 

ここで
メタファーという言葉を紹介したいと思います。

 

メタファー(直訳では隠喩・暗喩)とは、
ある事柄を別の「たとえ」で置き換えて表現すること をいいます。

現代催眠の大家である吉本武史先生は、

「これは単なる言葉の表現技法にとどまらず、
実はもっと普遍的な本質を持っている」とおっしゃっています。

私たちは「現実」を直接生きているというよりも
その現実を一人ひとりがそれぞれのやり方で心理的に加工をしており
いわば「加工した現実」の中で生きています。

その一人ひとりの加工のしかたそのものがメタファーの積み重ねでできており、
いうならば
私たち一人ひとりの心理的世界そのものがメタファーで構成され、
また限りないメタファーに満ちているということなのです。

(すなわち
「客観的事実」というものは 人とのかかわり合いの中で見たときには
客観的事実としては存在しえないのです。

個人個人がそれぞれのやり方でなんらかの加工を加えて主観的に受け取ったものが
その人にとっての世界になるのですね。)

人がとある事実を主観的にどう受け取るか?という問いには、
その方が今まで作り上げてきた自分の世界=物語というものが背景にあり、
それがおおいに関係してくると言えます。

無意識に響く物語

さて
カウンセリングにいらっしゃる方というのはほぼ全員の方が「悩み」を抱えています。

 

そして多くの方はその「悩み」に対処しようと
色々な方策を練ったり 行動を変えようとしてみたり
努力をなさってきたのではないでしょうか

それでもうまくいかずに
息絶え絶えになりながらも
ここに辿り着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか

 

意識的な努力や刺激が
本質的な変化をもたらさないのは、
その名の通り意識にしかインパクトを与えることができず
その方の培ってきた無意識の世界、メタファーの世界に響かないから
ということが言えます。

逆に言えば、
その方の無意識の世界、メタファーの世界に響くような
働きかけをすることができればよいとも言えます。

 

乙原がクライアントさまに

「このようなトラウマがあります」

と言ったものには様々なものがあります。

「前世のトラウマ」

「家系のトラウマ」

「加害者になってしまったトラウマ」

などなど。

 

果たしてこれは本当なのか?
たとえば
「前世のトラウマ」
と見立てられたクライアントさまは本当に前世でトラウマがあったのか?

そもそも「前世」なんて存在するのか?

 

 

・・・それは私たちにもわかりません。

 

しかし
それをクライアントさまが「物語」として受け取ったときに
クライアントさまの無意識の中で「なにか」が反応し響くことで
深いレベルでの変化をもたらすことが可能になるのです。

 

それは、
いわゆる「前世が見える、わかる」
という言いっぱなしの人たちとは違い

必ずその方の現実とリンクしたものになります。

高之瀬はドラキュラだった!?

ここで私自身の話をしたいと思います。

私が乙原と出会った当時、
私は様々な身体的な疾患や不定愁訴を抱えていました。

ありとあらゆる医療を試しました。
(西洋医学が大好きだったのでたくさん生検をしたりしました笑)

観測できる代替医療はすべて試したのではないか、と思うレベルで行き尽くしました。
(どんなに科学的根拠が無くても怪しくても試してみようと思うくらいには追い込まれていました)
(私より代替医療に詳しい人はいないのでは?と思っていたら、スーパーバイザーのお二人は私より遥かに詳しかった、というのはまた別の話)

そして
乙原よりは私に言いました。

乙原より
高之瀬、ドラキュラ伯爵みたいだよ
乙原より
杭が刺さってる!!!

 

私は困惑しました(笑)

 

しかし、
「杭が刺さってる」と言われて
パッと思い浮かんだのは
「歯」だったんですね。

私は親不知が見事に横に生えてきており
それがかなり悪さをしていました。
親不知3本のうち2本は抜歯しましたが
残り1本は到底抜けない場所に潜っていました。
(「これを抜ける歯医者は日本にいない」とまで脅されていました)

加えて自分には非常に強い歯科恐怖があり

「治療したい・・・抜きたいけど抜けない・・・・」

という状況が長く続いていましたが
動けずにいました。

(「抜ける歯医者はいない」だなんて言われたら動けなくなる気がしませんか?)

それを乙原に伝えたところ

乙原
杭は歯だ!抜ける歯医者を探せ!!とにかく動け!!!

と言いました。

それまで動けなかった私ですが
なぜかそう言われたら動いてみようかなという気になりました。

 

その後もこの人だと思える歯医者に出会うまでに5回くらいジプシーしたり

他にも大変なことはありましたが

最終的に抜いてくれるという歯医者に出会い

奇跡的に何の後遺症もなく抜くことができました。

 

なんと抜いた歯は、

その歯医者さんも「歯医者人生で一度も見たことが無い」
と言うくらい 真っっっっ黒だったのです!!!

 

(ここに写真を載っけようと思いましたが

あまりに閲覧注意だったため

乙原に止められました(笑))

 

そして抜いて少し経ったら

悩んでいた数々の痛みや不定愁訴が消えてなくなってしまったのです!

 

・・・というのが私に実際に起こった話です。

本当かどうか?よりも大事なこと

ここで強調したいのは、
私が実際に前世ドラキュラだったのか?杭が打たれていたのか?
ということの真偽ではありません。

 

乙原から提示された「ドラキュラ」「杭が打たれている」
という物語が
私の中の無意識に響き

今まで動かなかった、動けなかったことに

変化がもたらされたことです。

 

つまり、乙原の言うことは

その人の世界に響くメタファー、物語として

その人にとっての現実を変える力

その人の物語をすすめる力

をもつものなのではないか

と私は考えています。

わかる範囲 わからない範囲

おそらく
ご自分のお悩みに対しては、それに対処しようとご自身で散々努力をなされてきたはずです。

「わかる範囲でやる」
「想像できる範囲でやる」
ということは1人でもできるはずです。

「わかる範囲」「想像できる範囲」というのは
すなわち 意識的な領域です。

それによって変化が起こるのであれば、それはそれで素晴らしいことだと思います。

しかし、これを読んでいる方はそうではなかったのではないでしょうか。

「わからない部分をやる」のが私たちのカウンセリングです。

「わからない」というのは それは無意識的な領域になるのです。

わからないところにこそ 無意識が働くのです。

その「わからない」ところに対して
「トラウマ」という言葉を用いてアプローチしています。

「正しいか 正しくないか」ではなく

自分では及ばない部分を
度肝を抜くかたちで表現してくるのが

乙原よりという人間なのだと思います。

ナラティブベースドプラクティス

先ほど
「エビデンスベースドプラクティス」という言葉をご紹介しましたが、
一方で
「ナラティブベースドプラクティス(narrative-based medicine)」という言葉があります。

「ナラティブ」は「物語」と訳されます。

すなわち、
その人がもっている物語を大事にして、新しい物語を紡いでいくことで変革をもたらす姿勢のことです。

科学的態度を取ることはたしかに上記のとおり重要ですが、
徹底して科学的であろうとすると、測定可能な要素に基づいて理論構築をせざるをえず、
意識的な刺激と反応というパターンにのみ終始してしまい
その人のもつ物語の豊かさ そして変化が起こりうる物語の可能性を
閉ざしてしまうのではないかと思います。

(現在では、医療の世界でもエビデンスベースドプラクティスだけではなく、ナラティブベースドプラクティスの重要性が謳われています。)

そう
ユークリッドカウンセリングでは
ナラティブベースドプラクティスを行っていると言えるのです。

どう受け取るのも「自由」

果たして
乙原の言うことは本当なのか?
それは神のみぞ知る・・・というものなのかもしれません。

信じたい人はそのまま信じてみてもいいし

そういうものなんかなあと思いつつ動いてみてもいいし

反発したかったら反発してみてもいいと思います(笑)

(「反発する」という反応にも意味があり そこがまたヒントになりえます)

どう受け取るのもあなたの自由です。

しかし確実に

あなたの無意識に響く物語でもあるはずなのです。

 

 

ちなみに私自身は・・・

全部本当だったら面白いな❤️と思ってますし、実際に杭が抜けて楽になった実感があります(笑)

高之瀬

 

 

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