頭のなかの中心に 私は ひどく 不快感があり
これは何なんだ
と
毎日 毎日 探る日々を送っていたのだけれども
少し これの正体がわかりそうです
それは
『時間を奪われたトラウマ』
なぁんだ と思った方も
しばらく お付き合い下さいませね
時間てのは 人間にとっては
『あらわれ』そのものなのだと
無意識は言うのです
あらわれ
漢字だと
現れ
表れ
在らわれ
顕れ
露われ
なところでしょうか
いずれも 表面に出た『自分』の 表現的な
例えば 年齢もそうでしょうし
ファッション
振る舞い
それが時間と関係してると
無意識は言うのです
小さな頃
何か 興味のあるもの を ジッと見ていた時間
身の回りにある 自分の五感を
心地良く刺激するものに 浸る時間
これは 後々に
その人にとって
その人の 『あらわれ』になると言うのです
『早く 早く』といつも 急かされ
私の五感は いつも
母親の時間で滑らされ 擦り切れた感はあるが
今は 色々と 切り離し
『安全な場所』において
怒りや 悲しみや 笑いや ゆるむ という感覚を
感じられるようになり
自分の感覚に 自分の時間を 使えるように
なってきたことは
トラウマ治療の 一定の成果なのではないかと
思うのであります
時間に 自分の 『あらわれ』を
感じられるようになる
まだ 途中段階では ありますが
本当に エンデの書いた『モモ』の世界だなと
『モモに聴きにいってごらん』と
モモの町の人たちは 人との会話の間で
時間を過ごした
それにより 自分の時間を取り戻した
人に 自分の物語を話して
自分の時間を取り戻す
急がば回れと いいますが
けども 私 せっかちだから
早く 皆さまが 自分の時間を取り戻すよう
治療を進めて行きたいと思っています
乙原