NHKのAIのテレビを観ました
予想をするAI
実体のない何かが
私たちにピタリとくっついているような錯覚を覚えるテレビでした
シカゴでは 移植をして生存率が高い患者を
AIに判断させ
優先順位を決めているとありました
老齢ですが AIに優先順位が高いと判断された老人は 移植を受け
「神と人口知能と家族に感謝する」と
元気に生きておりました
しかし 他の 優先順位が低いと判断された
老人は移植を断られ
その時に
「私はAIを信じない
神はご存知な筈だ」と言いました
何故か 頭がクラクラしました
テレビは続き
日本でも
結婚相談所が 相手をチョイスするのに
AIを導入したと紹介していました
AIは 年齢や年収から選ぶのではなく
その人 それぞれの
文章の形態や癖からでる特徴を
データ化し
マッチする相手を選ぶのだそう
確かに 文章は人柄が出ますしね
そこを人間だと
先入観で判断してしまうが
AIだと 先入観なしにデータ化するためいいのです…と
結婚相談所のお姉さんが仰ってました
もうすぐ
AIがマッチさせたカップルが
誕生するのだそう
アナログ人間で
身体の感覚で生きてきた私には
よくわからないのですが
私がAIなら 責任押し付けるなよー
となりますが
しかし
AIには感情がないとききますから
AIさん、お疲れ様です、大変ですね と
思っても 伝わらないのですよね
要は 人間が失敗したくない分野において
活躍するものとして
開発されてきたのかしら
責められたくないから
AIに判断させるのかしら
今まで支配者が請け負っていてくれた
「裁く」ということを
AIが 代わりに担ってくれるということなのでしょうか
そしたら AIは
新たな「支配者」ですね
AIは 犯罪予備群の人間さえも予測し
被害者か 加害者かは不明らしいが
将来 犯罪に巻き込まれる予測ができる人間を
既往歴 家族歴 友達歴 色々なデータと
計算によって はじき出すらしい
それは実際 アメリカのシカゴでは
名前が上がってきた人間は
警察官の訪問を受けるらしい
警察官のトップは
「犯罪を未然に防止する手立て」と言う
そう遠くない未来に
私たちは遺伝子情報をAIに裁かれるのかも
しれないですね
遺伝子には 過去に先祖が負ったトラウマ
なんかも情報として在るのだし
これは 1人の人間が
嫌だ と叫んだところで
人類の向かう先にはAIと共にある未来があり
それは 影のようにずっと くっつき
かと思えば 私たちを
全てお見通しなんだくらいに
眩しい光で照らすものとなりつつある
AIが判断するなら
責めることはできない
だってデータだから…という未来
手塚治虫の火の鳥を
思いだしてしまいますね
時代は移りゆくが
人間の本質は変わらない という
壮大なテーマが
火の鳥には
宇宙の創世記から はるか彼方の
未来まで 一貫して描かれていましたが
いくら データ化して
責任を転嫁し続けても
そこには 答えが無かったと
漫画にはありましたが
足元を見てみれば
人間の欲望にある
矛盾を孕んだ本質には
可能性という光が 内包されていると
思うのです
本質が変わらないなら
私はそこを愛おしめばいいのになと
思うんです
別に そこが 矛盾とは捉えなくてよいと
思うし
変えることが 全てとは思わない
何を用いても変わらない
人間の欲望の本質にあるものが
どれだけ美しいのかを
私はずっと 見て行きたいと思っているのです
大きな流れや宗教は
欲望や煩悩を悪いものとみなしておりますが
私は
そこに美しさと生命を感じつつ
毎日 クライアントさんに向き合わさせて頂いています
これは
時代的には 机上の空論なのでしょうかね
乙原