私の カウンセリング中は
かなり 頭を働かせています
私の 脳の器質上 同時進行に
全てを処理するのが 一番 楽な体勢であり
クライアントさんを前にすると
私の中には
たくさんの 私が居るので
皆んなが集まり 会議を始めるのです
昔は この会議が
一体何なのかわからなかったのですが
正体を スーパーバイズに教えてもらい
今は 私の 百万力です
どの治療法を用いるか
どこに原因があるか
今 目の前で喋っているのは ご本人なのか
腹の中に 何があるのか
三世代だけの生育歴では
最近では不十分と
出来れば 先祖のルーツまで…と
聴き取りをします
原因のわからない身体の不調や
アレルギーは
先祖代々の土地柄や 仕事内容から
原因が来ている場合があります
また 月並みな言い方になりますが
やはりパワー的なものも
感じさせて頂きます
不思議なことに
このパワー的なもの 無意識というのでしょうか
土地柄によって 違うんですよね
後は 声の出し方に注目します
例えば
「トラウマ」という言葉を発して頂いたときの クライアントさんに注目すると
身体のどこに トラウマがあるか
何となく わかります
また 何回か 治療を進めゆくにつれて
変化してくる声色と 眼差し
言葉のチョイス
それをもとに
私は その方の「マップ」を作り始めるのです
それは その方の「苦しみの地図」
とでも言いましょうか
苦しみに酔わせる時間は なるべく短くしたいので
それを
突き止めたら 即 治療です
蟲封じ…もしくは
蟲退治に近いものがあります
無意識に任せきりのカウンセリングではありません
しかし 無意識的に
私が 幼い頃から身に付けてきた
ありとあらゆる感覚を総動員して
カウンセリングしております
スーパーバイズからも
最近では
「出来ると思えば出来る」
と 指導内容が 気付けば
かなりのレベルの高さでした
うちには
他のカウンセリングから
匙を投げられたクライアントさんが
やってきます
「遺伝じゃないの?」
「あなたの思い込みじゃないの?」
「話を聞いてもらって
楽になったと思っていたけど
何も 変わっていなかった」
皆さま 涙を流されます
…めちゃくちゃ わかる
治療法が見つからないって
本当に 苦しくて 辛い
だけど 最近思うに
私は 酔いを提供するカウンセリングではないのです
アルコール依存性の方に
アルコールを提供するカウンセリングではない
お涙に お涙をして治せる治療者は
果たして
どっかの 神さまぐらいでしょうね
共感はもちろん
非常に大事なツールですが
治療法には まだ充分ではない
今 現在の最先端の治療法で 大事なのは
その方の生き様を
五臓六腑で 一緒に共感、共体感しつつ
その方の本来のバランスに戻すようにすること
そして
その方の本質が
例え どんな面白く変わっていたものであっても
自分は私情は挟まないようにすること
これ めっちゃくちゃ
体力使いますし HP減りますが
そこから 始まります
だからこそ 今は
毎日毎日 目の前のクライアントさんに
向かい合い 教えてもらうのです
だからかな
ユニークなクライアントさんが多いです
それをもって
スーパーバイズに説明してもらうのは
まるで
ジブリの 千と千尋の世界
湯婆婆みたくは なりたくないなと
思いますが
お湯やを経営している感覚になりつつあります笑
話が脱線しましたが
勿論 私も
まだまだ 足りていない
だけど 足りていないということは
そこには
可能性と希望があると言うことなんだ
と
手前味噌になりますが
クライアントさんの回復にかける執念と
真正直さは 誰にも負けない と 自分でも思っています
乙原