わたしの現在のスーパーバイズは 精神科医です
スーパーバイズとは
カウンセラーが
独りよがりの診断をしてしまうのを
防ぐために
クライアントさんの
見立ての方向などを 必ずチェックしてもらう師弟関係
のような システムです
大抵のカウンセラーは それを
並行して 受け
クライアントさんに向き合う
今は 心にきく
などのツールがありますが
だけれども いらっしゃるクライアント様は
皆
息も絶え絶えで いらっしゃるのをみると
どうしても
力不足を感じざるを得ないときが
正直ありました
以前の勤務先から独立し
もっと たくさん 色々な治療を知りたいと
思っていたときに
支配者論や あらゆるエネルギー療法 ヒーリング ボディワークにも精通しており
大学病院で犯罪心理などを研究し
第一線で
脳と精神 心理について症例をみてきた先生を知り
訪ねて行きましたけれども ね
一見
そんな バリバリなオーラはない
初めて会ったとき
挨拶で終わっただけだったのだが
あれ
なんなんだ なんか違う
心にきくと
「先生から 葉書をもらった」
と 私の心まで 謎の言葉 を言い出す始末
そして 二回、三回と
数回でわかる
先生の凄さ
先生の治療法 教えてほしいなぁ と
思う矢先に
ひょんな事から
何故か先生の方から
「あなたの スーパーバイズ やりますよ
ケース 持っていらっしゃい」
と 仰っていただき
教えていただくようになりました
好きな時に訪ねて
毎回1時間程度の指導
さすが 医学的見地から
精神心理、 脳を見てきた先生は
医学の基本を教えてくれつつ
応用もかなり織り込む
私は「恩師」という師に 自分の知りたい事を
教えてもらったことがなかったので
高之瀬に
「恩師っていうのは〜」と説明されても
そんな人いるんかい
とおもっておりました
そんな優しく教えてくれる人がこの世の中にいるんかい と
厳しいのが 師なんじゃないかと
疑問とかぶつけたら
いけないもんなんだ と 思ってました
しかし居りました
初めて出会いました
なんでもわからない事を教えてくれる
勉強や下調べや
学歴なんて気にしない先生は
嫉妬もしない
とりあえず
私の「本質」をみたのだと思います
そして 私の求めているものを
先生はもっていた
その療法を いま受け継いで
カウンセリングができることに
私はとても感謝するとともに
数回会っただけで 師が出来てしまった
そんな
無意識の采配というものを とても深くありがたいと思うのです
が
この先生
ぶっ飛んでいまして
いきなり
前世がキノコだった人がいるかもしれないんだ
とか言い出したりするので
超 盛り上がってしまいます
確かに 粘菌って
渋滞したり 近道探したりして
人間の動きのシミュレーションをするとき
現在では 粘菌を使い
研究してるんですよ せんせー!
なんて大笑いして
そして
急に 真面目に
無きにしも あらず
と 頷きあう我々
あと 妖怪とかに例えられて
「皮剥ぎ族 居ますからね
結構 多いから 気をつけて」
普通の見立てではない
しかし その見立て通りに
クライアントさんの
注目すべきところに
注目して治療していくと 的確に
クライアントの皆様 皆んな満足されていかれる
(うちにくるクライアント様の喜びの声といったら 笑)
物静かなのですが 非常にユニークで
トラウマ治療のアプローチの仕方なんかも
かなり的確で
なおかつ 負担が少ないのです
そんな先生は
数式によって
解かれる人格モデルを使い
たくさんの症例を教えてくれ
「支配者はいますけどね
いい支配者もいるし
悪い支配者もいる」
と言う
いい支配者は
ジョン レノン なんか そうですよね
と 何事も無かったかのように呟く
なにがあったって 驚かない先生
そして なにがあったって 受け入れる先生
善と悪 などの線引きをせず
こっちから見たら いいものだけど
あっちから見たら
悪いもの
だったりしますからね
と 言い
苦しんでいる
その状態にのみ
アプローチしてゆくんだという姿勢と
とことん
クライアントさんの
味方になる という姿勢を
私はいま 受け継ぎ 教えてもらっています
乙原