Case62 あれは罰をもらったのだ

クライアント様からの声

Case62
あれは罰をもらったのだ(30代・女性)

 

乙原さんへ

先日はありがとうございました。
あれから色々と力が抜けたのか、眠くて眠くて…でした。
言いにくいところを言ってくださったのもわかりました。
ありがたいなぁと思いました。

家族のことは、本当に霧がかかったみたいにわからなくて。
でも、家族と接している時によく感じるけど、今まで???と思ってたしんどい感覚が、
乙原さんに、「罰」という言葉をもらって、
やっと言葉が繋がって、あー。それだ。と納得しました。

自分達の範囲外の人と仲良くなったり、楽しくしてたり、他にも色んな時に、
いつもこの視線というか、グサっとしたものが飛んできて、それがなんか痛くて。
あれは、罰を受けてたんだなーとやっとしっくりきました。

特に虐待とかないけど、なんだかいつも苦しいような感覚がするし、
でもそれがなんなのか、他人に言おうとすると、陳腐な感じがして、はばかられるような感覚で。
そういえば、家族みんながこれをやっていて(曽祖母は違ったかも)、私はその最下層なので、そりゃ家にいるのしんどいわ。
と理解できて、

でも、自分も同じくそうだ。とわかってたから子どもを作ったり、動物を飼うのも躊躇してたなと思います。

絶対に、自信なんて持てないように育てられていたんだなーと思います。

だからこそなのか、
人接するのに少しでも特別感が必要で、
何か自分が特別感を持ったり、感じられること無しでは、人の中に存在することができない感じになってたんだなーと思いました。

それで、コレでどう生きていったらいいんだろ?と途方に暮れる感はありますが、

そこに悲劇のヒロインになって酔いたい自分は横目に見つつ、なんとかやり過ごせてるかなぁと思います。

私はこの変な特別感から降りたいし、
丁稚奉公みたいなことをしてもらえるもの意外の喜びを、感じられるようになりたいなと思います。

愛されていたことに気づきましょう。と言うメッセージもたくさん貰ったけど、その逆を知るのもアリだなと思いました。

久しぶりに文章にしたくて、送らせてもらいました。

またお願いします。

 

乙原より

 

ご感想をいただきありがとうございます

ご自身のお悩みと言いますか、
葛藤は ものすごく沢山の方々に共感をされるもの
なのではないかなと見ています

その葛藤の正体は
『家父長制』を存続させるための『罰制度』です

男性が創り上げた文化でもあり
もちろん、それを支えた女性もいます

日本という国の中での 家族の単位は
『男性の権威』でもありました

徐々に、徐々に
『性の支配』というものが、
今まで通りにはならなくなり

男性の地位が失墜してきていると
スーパーバイザーも言います

ただ、これも不思議な考え方だよなと思うのです

地位って
もともと在るものだったのでしょうか

女性は男性のかわりに
地位を欲しがっているのでしょうか

そんな事も、無さそうだよな、、
と 見ていて思うのです

地位が上とか下とか関係なく

美味しいものを見たら、あの人に食べさせたいなぁ
…とか

綺麗なものを見たら、あの人にも見せたい…とか

誰かのことや
遠くに想いを馳せたり出来るだけで
いいのになぁと思うのですが

フロイトは
100年前に、家父長制の存在が
精神に変調をきたす原因だ
という結論に至ったのですが

はてさて 100年後の私達は
それに改めて気付くのか
スルーするのか

どちらなのでしょうか

ちなみに先生によると、気付いてきているからこそ
『(男性の)地位が失墜している』との事で

若い女性が恋愛に二の足を踏むのも
自然の流れらしいです

乙原

 

 

 

 

 

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