特に スーパーバイズをする先生達を見ていると
先生方は
『転移』を よくよく注意して
扱っている
転移…とは
クライアントが セラピスト(援助者)に向かって
『一番近しい存在にあてる感情を
当てはめてくること』になります
甘えん坊なら セラピスト に向かっても
甘えん坊になり
拗ねやさん なら 拗ねる
クライアントが 欲しい感覚とは
『親から 昔 貰えなかった感覚を貰いにくる』という場合もあり
『怒り』がある場合は 怒りを セラピストに向ける
こともある
何か 気にいらない事があれば
悪口を吹聴する場合もあるし
メールを ひたすらに
送ることもある
その 行動は 恐らく 小さい頃から変わっていないはず
先生方は先生方のほうで
『クライアントに対して どう感じるか』を
冷静に 自己分析していく必要があります
だから 精神を扱う援助職には
必ず スーパーバイザーが つき
前線に立つものを 支え
迷わないように
迷ったときは 間髪いれず 指導が入る
そうして クライアントに対して感じる感情を
利用しながら
カウンセリングを進めていく
いわば 擬似『子育て』に近しいものがあります
もちろん 一人の人間が
オールマイティに 全ての人に 対応は
難しいため
クライアント自身が
(実は何を求めてきているか)
を 私達は かなり 見立てで 重要視して
何度も何度も確認し合います
性欲を満たしたい…
一体化したい…
支配されたい…などは
私達は お断り項目です
持ち合わせるツールがありません
ただ 毎日 前線に立っていると
やはり 迷うのです
『この人、そんなに○○じゃないと思うんだけど
…』とか
見た目に流されてしまう
しかし その点 何万人と観てきた先生方は
躊躇がない
確かに 世の中
理解し難い事ってあるもんなぁ…なんて
思っていると
後々に
風の噂で 『○○だった』と 聴いたりして
その時に よく 『転移』の話を思い出すのです
(治療者に向ける感情は
近しい存在への感情の表れ にしか 過ぎない)
ただ カウンセラーがクライアント様にと
反対にこれを悪利用すると
簡単に カウンセラーは クライアントを
支配したりする事もできるので
カウンセリングでは
カウンセラーは 常に (自分の欲求を満たしてないか)に 留意する必要があります
しかし
そんな中で
最近 私は
新しい技が出来つつあります
それは 支配とか、精神とか
器質とかも 関わらない分野で
『クライアント様の中のファンタジーに
頼る』 という方法
それには カウンセラーが
まず 物語の 最初を作り始める取っ掛かりを
つくる
そして
そこから クライアント様が 自分の物語を
紡ぎはじめる
『昔むかし、
1人の女の子(男の子)がおりました』
から始まるストーリー
その子は実は ヒーローだったり
お姫様だったり
妖精だったり
素朴な可愛らしい子供だったり
宇宙人だったり
もする
先生方も言うが
この時のクライアント様には
まるで
特別なチカラ が 出てくるときがある
臨場感もあり
ファンタジーとだけでは片付けられないような
不可思議な事が起きるときもある
よく言われるシンクロ なんてのも
この時 起きたりするし
超常現象か!? 笑 みたいな
ことも その時に起きたりもする
そんな 次元も 時間も 場所も 自由過ぎるところに
一緒に潜っていき
泳いだり
漂ったり
味わってみたり
泣いたり
仰ぎ見たりして
そこの五感に一緒に 浸るつれて
これからの
自己の物語を クライアント様は
新しく創造しはじめるのです
それは 本当に美しい無意識の物語で
現代催眠、そのものに
近いものを 皆さま 自分に 創造しはじめるのです
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