秋の夜長

このところの 秋の夕暮れが美しい

秋の夕暮れはつるべ落としといいますが

あっという間に その美しさが
幕を引き
漆黒を連れてくる時間がとても好きです

星がひとつ ぴかりと 見えようものなら
とても 得した気分にもなります

久しぶりに今日
夕方 用事があり 海沿いを車で走りましたが

もう そろそろ今年も…な
季節になってきたのですね

いつもと変わらない景色を見ると
変わってきた自分がよくわかる時があります

いつもの景色が 遠くなるとき

いつもの景色が いつもと違うとき

嗚呼 自分は変わってきたのだと
やっと 認識できたりする

変わることが 良いのか 悪いのか

必然なのか 偶然なのか

その渦中にいるときは 解りませんが

あとから 振り返ってみたときに

自分の見た景色のなかに風を見たときに

これは 必然だったのだと
思うときがあります

我が カウンセリングルームの皆さまも
よく風を感じると仰います

この風は どこから ふいてくるのか

…と 皆さまのカウンセリングをしていて
私は それを 考えてしまうのです

乙原