解離性障害

解離性同一性障害は人格がいくつも、一人の人の肉体に存在してしまうという障害です

解離性同一性障害の方の特徴は
その人格の一人が表にたち、行動することで
ほかの人格が隅に追いやられたり

人格同士の連携が取れなくなったりして
日常生活を送ることに支障が出てしまうと、医師からこの診断を受けたりします

例えば、『買った覚えがない物が机の上にある』とか

知り合いに『昨日話しかけたのに無視された』と言われて
自分は全く記憶になく、そのような出来事があったことすら自分で検証のしようがないとか

とかく人格の一人が暴走してしまう・・とまでいくのが特徴です

 

人格なので、もちろん『意志』がそれぞれに存在し、それぞれに達成したい想いや
晴らしたい恨み・・なんかも存在します

少し大変なのが『怒り』や『恨み』『絶望』を持っておられる人格です

この人格は、その肉体がうけてきたほとんどの『心の痛み』を請け負っていたりするので
こちらも敬意を表しながら丁寧に、その人格の想いを聞き取っていきます

 

また、人格が切り替わる際にものすごい頭痛に見舞われることが多いことも特徴です

 

人格が統合される際に吐いたりされる方も多いです

何故吐くという行為がなされるかというと
人格の一つが
『外部の他者から侵害されることで成立してしまった人格』だったりすると
統合というより、異物として吐き出されることが多いのではと見ています

例えば、侵害的な毒親は子供の心を支配しようとします

自分の思い通りに育てようとするので
あたかも毒親は子供が『自分の分身』であるかのように子供に接します

『あなたは、こうなるのが幸せなのよ』や
『お前はこうなるのが、一番のお前のためなのだ』
など言われると

『自分のために言ってくれるのならばそうなのかもしれない』と思い込み
子供は自分の感覚を親に乗っ取られてしまいます

そんな接し方をされた子供は、親と自分の区別がつかなくなり
結局、親の感覚をダウンロードすることになってしまうのです

ダウンロードされた親の感覚は『イチ人格』としてその子供の中に巣食うことになります 

 

カウンセリングで、クライアント様が一番辛そうになんとかしたいとおっしゃるのが
この『親の感覚由来の人格』との共存です

男尊女卑が酷かったりもするし、なんせ時代遅れだとご本人も思っていらっしゃるのに
親由来の人格がシュプレヒコールのように
『〇〇せよ!』のと指示を出したり
ダメ出しするのに、ご本人は辟易されてこちらのカウンセリンクにいらっしゃいます

 

そしてカウンセリングをして
いざ『親の感覚との決別』をするときに割と吐かれるという方が多いです

お腹を下される方も多いです

吐き出すときは胃に内容物がないのにも関わらず
吐き気を催し、胃液を吐かれます

お腹を下していときや、吐いているときに『自分の中の異物が出ていく・・・!』という感覚を持たれる方が多いのも特徴です

 

少し脅してしまいましたが
もちろん、吐かないで自然に人格が統合される方が圧倒的に多いです

カウンセリングで内部にいる別人格の『想い』や『怒り』『恨み』『恐怖』『絶望』などに
焦点を合わせて介入したり、お話をさせてもらうことにより
その別人格が満足して(思いを遂げて)眠りにつかれたりします 

その場合は皆様共通しておっしゃるのが
『身体に張り付いていた鱗が剥がれていくような感覚がした』とか

『ヒビが入って、バリバリ剥がれていった』です

外側に鎧のようにして身についてしまった人格の場合は
剥がれていくような感覚を持たれることが多いようです

   

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