小さな自分の大きな自分

『回復が早い人』と『自分の思い通りに振る舞えない人』

自分の奥底の感情から目を背けないでしっかり見られる人というのは
回復が早いようにお見受けします

もしくは、いい意味で『客観力がある』

人間、だれしも
心の奥底は結構ドロドロしています

妬み とか
嫉み とか
苛立ち とか
恨み とか
殺意 とか

そういうもので世界を眺めていることが多いです

このどれもが
『自分が思い通りに振る舞えないから』であり

その鬱憤が、『恨みつらみ』になります

その『恨み』とか『自分の意地悪さ』を
カウンセリングで正直にお話しなさる方ほど
正気に戻るのが早いです

大抵の方が『恨みつらみ』になる原因は
親や社会からの『圧力』で心を巣食われてしまうからです

ある方は
父親がものすごく『攻撃的な方』で
それと共の幼少期に生きてきたせいか

親の『攻撃』が心に棲みついてしまい

いつしか『親の意地悪さ』にウイルスのように伝染してしまっていました

しかし
介入した時に
『意地悪な自分』というものを客観的に眺めることが出来て

介入が終わった時に

『意地悪な自分がいます!』とおっしゃりました

実は、もうここまでくれば
このウイルスみたいなものは撃退されると見ています

憑依を見破ることで剥がす

このウイルスと言いますか
実態は
『自己と他者の区別』がついた時点で離れると言いますか

なんというか

実際
『憑依』しているウイルスは
ご本人に見破られた時点で 効力を弱めていくという現象が起きます

自覚をされた時点で
剥がれていくようなイメージに近いです

なので、ご本人が一刻も早く
『自分の意地悪さ』に気付いた時点で
剥がれていくことが多いのです

すると憑依みたいなものが剥がれていきますから

エネルギーも無駄遣いしなくなり
日々の活動が上がってきたりします

『洗脳されたがっていた自分』に気付く

すこし話は変わりますが
我がカウンセリングには
ものすごい方々に支配や洗脳された方々もいらっしゃいますが

皆様、洗脳をばっちし解いていかれます

その時に気づくのは
『洗脳されたがっていた自分にも気づく』と言うことです

どう洗脳されたがるかと言いますと

『特別な自分になりたい』と言う欲求から
人は洗脳の扉を開いてしまうことが多いようです

子供の頃に、スーパーヒーローになりたいとか
プリンセスになりたいとか
色々な欲求を子供の頃はもちますが

子供は育ってくるにつれて

それは『妄想だったな』と気づく時がきます

『適切、かつ健康的に絶望して』人間は
『健全な人間関係に満たされて』いくことに安心を覚えるようになります

けども
『自分には使命がある』とか
『特別な人間なのだ』と言う『誇大自我』と上手く折り合いがつけられないと

その後の人生においても
自分の過ちや過失から目を背けたり

もしくは心の中で『人のせい』にしたりしてしまいます

安全な場所で自分の心を見つめる

じゃあどうすればいいのか
と言うお話しになりますが

然るべき安全な場所で
しっかり自分の心を見つめることが必要不可欠だと思うのです

ひとりでは難しい場合にはカウンセリングでもいいです

しっかり『自分の心と安全に向き合える場所』を見つけることをお勧めします