物語る力

こんにちは、高之瀬です。

今回のYoutubeでは、乙原に自己の『物語る力』を語ってもらいました。

 

 

私事で恐縮ですが、私は映画や小説の内容を覚えるのが非常に苦手なのです。

『あの映画見た~?』

みたいな会話ってよくなされると思うのですが。

『見たよ~』

と言っても、内容が一切思い出せないんですよね。

その後の会話が膨らまないので、気まずい思いをした経験が数え切れないほどあります。

 

一方で乙原は、ありとあらゆるストーリーを覚えているんです。

ちょいちょい話の中にストーリーが出てくるので、『記憶力いいんだなあ』なんて思っていたのですが

 

記憶に残っているストーリーの数の多さ&細かさ・正確さにだんだんおかしいことに(私が)気づき始めて

そのことを乙原に指摘したところ、

『いや、これが普通じゃないの?』

って言われるんですが、明らかに普通じゃないんですよね。

 

 

乙原は幼少期から大の物語好き・読書好きで、

なんでも図書館で週に14冊借りて読むのを数年続けていたそう(!)です。

そして、その読んだ本のストーリーを事細かに覚えているので、

まあ普通じゃないです・・・よね?笑

 

ストーリーに関してはサヴァン症候群の患者が目で見た景色を事細かに記憶するのと近いところがあるのかな

と分析してはいますが・・・

 

本人いわく、

『〈どこか〉に貯蔵されている感じ』

らしいです。

 

そして、その貯蔵されたストーリーを引っ張り出して物語るときに

乙原本人が100%トランスに入る。

それに伴いこちら側もトランスに入ってしまいます。

 

だから、たとえ話を乙原にされるときなど、

『それにはこれこれこういうお話があって~云々カンヌン』

と話されるんですが、

必ずぼんやりしてきて、

いつのまにかそのストーリーの中に入り込んでしまいます。

 

実は、これが非常に催眠療法に役に立つのです。

というのも、物語には人を癒やしたりだとか、人生の色合いを変化させたりだとか

そういう力があると思うのです。

その人がなにかに苦しんでいたり、悩みを持っているときに

その苦しみや悩みの『枠』が広がったり壊れたり。

そんな力を物語は持っている。

(童話や絵本の読み聞かせを行うセラピストが多くいるのもその証左かもしれません)

 

そして、その方に合った物語が

トランス状態という無意識に最も響きやすい状態で

その方に合ったタイミングでその方に語られる

そしてクライアント様はその物語をもって帰る

 

これが乙原の催眠療法の大きな特徴であると感じています。

(『あなたはだんだん眠くな〜る』と振り子を振るような古典催眠とは大きく違いますし、いわゆる催眠誘導を行うような催眠療法とも異なります)

 

 

 

このユークリッド・カウンセリングを乙原と二人で開くずっと前から、乙原が抱いていた未来のイメージがあります。

それは、

『自分(乙原)の口から、花や宝石がポロポロ出て、それをクライアントの皆様が好きに持っていく』

というものです。

 

動画でも触れていますが、クライアントの皆様が手綱代わりにするのは『言葉』です。

どんな言葉を、どんな形で、どんなタイミングで発するのか。

『細部に神は宿る』の言葉のように、

乙原は言葉一つ一つに魂を込めている(とおもいます)。

 

乙原の口からでる言葉や物語が、

クライアント様の花や宝石になって

クライアント様の生活や人生に彩りを加えることができたら。

そんなふうにもっともっとなっていったらいいなと思っています。

 

長くなってしまいましたが、

今回のYouTube動画もぜひぜひご覧になってください。

 

 

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