親の実態

随分長く、もうそれこそ何十年も悩んできた悩みがあって
それは『休めない病』。

 

私は
母親から超強迫的な生活を強いられてきて
寝ると、夜中にいきなり起こされ
いきなり『歌え!!』とピアノの前に引きずられていき

『私に続いて輪唱しろ』と言われてきた

よく近所から怒鳴り込まれなかったと思うのだが

よく私は泣きながら母のピアノに合わせて歌わされ

母はそんな私を尻目に
夜中に気持ちよさそうに歌うのだ

the サイコパス

だから、私は歌が好きではない

しかも、母に歌わされてきた歌は
時に聞くだけで具合が悪くなります

 

そして私の子供たちも、母によく歌わされてきて。

けど祖母と孫の関係って
割と孫も強いのか、母が歳をとって少し弱まったのか
私の母は、孫にはそこまでの強制力を強いることができなかったらしく

子供たち曰く
『気持ち悪かった』と言うくらいの影響しか受けなかった

けど、母の、その変な執念というか
サイコパス感というか
自分のしたいことをズバズバ押し付けてきて
そして気持ちよさそうにする感じは、側から見ていても
薄気味悪く未だに気持ち悪いのだ

 

私はスーパーバイザーから
『あなたの母には、臨終の三日前くらいに会いに行って
そして耳元で今までの思いの丈を話してやんなさい』
と言われていて

よく巷では
『許すと楽になるから許しなさい』といわれがちだが

むしろ『許さなくていい』
『距離をとれ』と言われるのだ

で、先日も
新しく出逢った同業の先輩がいるのだが
その方にも
『会わない方がいいよ』と言われたのだが

やはり『毒親とは距離をとったほうがいい』というのがスタンダードになりつつある

 

さて
そんな時
『どんな親が毒親なのか』ということがとても重要になってくるのだが

大抵の毒親にやられている子供は
自分の親が毒親だと、なかなか思うことが出来なくて苦しみます

『うちの親がおかしいから 私がこうなった!』と
理解が進んでいる方は
割ともう回復傾向だったりします

本当に苦しく辛いのは
『自分の親の実態を掴めない子供』にあります

虐待を受けていても
あれは愛情があったからだ・・という間違った認識をしていたりする時は
なかなか難しい局面だったりします

私も自分の母親が『サイコパスちっく』だと気づくまで
相当時間がかかりました

それは『親自身が神のように振る舞っていたから』なのですが

親が子供の前で
自分を『万能』のように振る舞うというのはよくある話のようです

なぜ万能のように振る舞うのかというと

親になった途端に
『子供の事は自分がよくわかっている』という認識や
『子供を正しく導くのは自分なのだ』という誇大自我が芽生えやすいのだと思うのです

そしてそんな神のような親に全てをコントロールされた子供は

『安全』さえも
とりあげられている場合がほとんどです

大人になっても
『悪夢ばかり見る』という方は結構いらっしゃいます

常に追いかけられていたり

刺されたり

ふみ潰されたりする夢をよくみがちだったりします

親からの『コントロール』は
親と離れても
心に中に棲み続ける事が多いです

カウンセリングではしっかり『親の実態』を掴み
コントロール下から抜け出す処置をしていきますが

けど、勇気を持って
『本当の親の姿』を見るときは いずれの方もお辛いようです

しかし
親の実態を見て
その呪いは
きちんと見ることにより ちゃんと解けるので

長年困っていた
親由来の不調や 強迫などからは解放される事が多いです