何人かのクライアント様にはお話した事があるのだが
現代催眠の先生は
即興で いつも 瞑想の際に 『お話』をしてくれるのだが
そのお話のなかで 私が とてもお気に入りの
話がありまして
その名も 『塩人間』のお話
先生は 有名な話だよ と言うが
ググっても出てこないので
簡単にストーリーを言っていくと
ある山の中に 塩で出来ている人間達が住んでいて
その中に
その塩で出来ている少年が居たそうな
少年は 小さい頃から
山で育ったため 海を見たことが 無かった
なので いつも
村の長老から 『海』の話をきくと
想像を膨らませていたそうな
村の長老の話は
『海は 広く 深く 青く そこに 佇んでおり
口に含んでみると しょっぱいのだ…』と
そんな話を何回も聴くにつれ
少年は 海というものに
憧れに似た感情をいだくようになる
いつしか、年頃になった少年は 海を目指し
村を出て
ずっと歩き
遥か海を目指して
そして
やがて 海に辿り着くのだ
初めて見る 海
感じる海
白く光る砂浜の砂は サラサラと 足の指を
温かく くすぐり
少年は ゆっくりと
そのまま 一直線に 海に入っていく
海に浸かりながら
歩みをすすめながら
少年は 塩で出来ているから
徐々に 溶けてしまっているのだが
海を口に含んでみて
しょっぱいと感じながら
いつしか ゆっくり と
完全に 海に 溶けてしまった 少年がいたのでした
というお話
これは
先生が なにを考えて 話してくれているのか
わからないのだが
何回も 私が
お願いしている スクリプトで
なんで 何回もお願いするかというと
スクリプトだから
催眠に入ってしまうと
半分眠ってる状態で
全くもって
終わったときに 覚えてないのだ
全然 思い出せないし
けど、何故か気になるから
是非これを
クライアント様とも共有したくなり
記録に取ろうと
録画したり録音したりするのだが
不思議なことに
いつもトラブルが起きてしまうのだ
あまりにも撮れないから
高之瀬に 助っ人で録画を頼んだら
終わったときに
私が
何故か 電源を🔌抜くという行動をして
データが全部消えたこともあった
唖然として立ち尽くす我々を
先生は とても嬉しそうに
笑いながら 見ていたこともあった
そんな 曰く付きの
『塩人間』のスクリプト
こういう ただの物語が
じつは 無意識に 訴えかけてくるというのが
面白いのだが
ブログに書いたり
表に出そうとすると
なにかしら 邪魔が入ったりするし
実は ただ これだけのブログなのに
なかなか 筆が進まなかったりする
スクリプトの感覚を
掴んで頂けたら 嬉しいなと思って
少し ご紹介してみましたが
スクリプトってのは
このような 物語 であります
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