病む女性

子供の育て方に罪悪感を持たれている女性は多い

しかし
そう言う方に限って
しっかり子供が巣立っておられたりしてるのであります

なのにご本人の母親は
『もっと出来たのではないか』
『もっときちんと育てたあげれば良かったのではないか』

とおっしゃられる

子供はしっかりスクスクと育っているのにね・・・

そして面白いなあとおもうのは
そういう女性の夫、は 結構ワンマンというか外面がいいのである

よくよく聞くと
夫はとても妻に厳しい

妻にダメ出しをし
夫自身は自分のことを『素晴らしい』と曰う

そして妻には『罪悪感』を抱かせる

家族のパワーバランスは
誰によって保たれているかというのを
カウンセリングではよく見ているのですが

女性が 一手に『家族の負』を引き受けている場合が多々あります

『妻』としては賢く 思慮深く 控えめで 優しげで 儚げで
に振る舞うようにさせられて

『母』としても賢く 愛情深く たおやかで おおらかで

『娘』としては
親を大事にし 感謝を忘れず。

そういう『女性』が居なくなったら
誰が『負』を引き受けるのかと思う

女性は『役割』をあてがわれる存在です

早々に無意識で
その役割から逃げる女性も多いです

結婚や恋愛など、パートナーに
幻想を抱かないようにしている方も多い

私は小さい時、女性って面白い生き物だと思っていました

『娘』から『妻』や『女性』に変化していくのは
自分いとっても面白く興味深いものでした

そもそも『娘』としての役割がサンドバッグのようなもので
早くその役割を降りたくて仕方がなかった私は

違う『役割』なら自分にもできるかも。と
『女性』として扱われることがとても当時の自分には救いでした

大切にされるんだ・・!女性というだけで尊重されるんだ・・!
という感覚を得てしまったのですが

それは『性的』に大切にされるだけでした

早々と結婚して
子供を産んだ私は徐々にバランスを失っていきました

子供は大人しく手がかからない子でしたが

私は 蕁麻疹で、外に出ると悪化するので
何ヶ月も家にばかり篭る日々

顔は二倍に腫れ上がり
息もすることが難しいくらいで
(当時はアナフィラキシーとか知らなかった)

なぜか頭痛がずっと止まらず

病院にも行けず 身体が粟立つような感覚がずっとありました

今あの当時の自分を思うと
恐らく
『母親からの支配と殺意』と
『夫からの支配』があったのでしょうね

二馬力からの『負を引き受けること』になってしまい
身体は悲鳴をあげていました

孫ができて
別人かと思うくらいに変異した母親も気味が悪かったですが

いざとなると
夫と結婚した意味がわからないような生活が待っておりました

身体の不調は
何とか薬で抑え込みましたが

結婚二年目にして
『自立しなければヤバい』と感じた私は
二人目を産んで早々に夜の仕事で働き始めます

当時、同級生は大学生が大半だったので

大学に行って手に職をつければ『自立』できると
そこから17年間の戦いが始まります

夜の仕事で貯めたお金で大学に行き
しかし
そこでも結局挫折しました

自立を阻む夫となんど喧嘩したか分かりません

大学の講義があるからと言っているのに
『飲み会があるから早く帰れ』と言われたことも多くありました

全く自分に温かくない夫は
外では抜群に人気者でした

当時それが不思議で不思議で仕方なかったのです

他人には優しくできるのに 何でもハイハイと他人の言う事は聞くのに
どうして私にはあんなに尊大に横柄で無視をするのか

もしかして夫は『男性が好きなのか』と思っていた時もありました

私が何かしたから、いけないのかと思っていましたが

今のなればわかります

典型的なモラハラ夫だったのですね

思い返せば
夫の父親はもっと酷いモラハラでした

精神科医のスーパーバイザーは男性ですが
『家父長制』を壊せと言います

第三次フェミニズムを目指せと言います

『依存症』はそこが源泉だと言います

そういえば、我が娘が何年か前に『恋愛ができない』
『好意を向けられると気持ち悪くなってしまう』と言い
私の相談をしてきたことがありました

こりゃあどう言うことだ・・と先生に相談してみると

『現代の若い女性に多いですよ 男性の地位は失墜してるからね』と
メールが来た

深い言葉なのですよ、これ

そこから何年もカウンセリングにおいて
このメールの意味を感じさせられることが多かったです

   

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