最近
ひとに 『叶えてみたい事』ってのを
尋ねてみるのが マイブームであります
どんな事を体験してみたいのか
以前 娘に尋ねてみたらば
『ドレッサーが欲しい』と言い
ドレッサーって 何? と 反対に尋ねる私
鏡台って やつでした
今時は ドレッサーと言うのね
お化粧する鏡がついてる引き出しの事を
そう言うらしく
勉強になったよ…
花束みたいな娘の願いは
微笑ましいもので
まぁ 叶えましたよね
白くて ピカピカなドレッサーに
可愛くて フワフワな 淡い色合いのものを
楽しそうに 飾る娘は
本当に可愛くて
自分自身も ちょっと うらやましくなったりも
したが
自分に買う勇気は出なかったのだ
買おうと思えば、買えるのに
買っても使わなくなるに違いない と
強い思い込みが あるのだ
ふと 自分自身を振り返ると
母親に ドレッサー(当時は鏡台)を欲しいなんて
口が裂けても
いや
裂けるくらいだったら 何とか言うかもレベルな
高度なお願いでありました
母親に 『綺麗になりたい』
なんて言おうものなら
嘲笑われていた世代ではと思う
いや、うちだけなのか?
我がカウンセリングにいらっしゃる 娘さん達は
いずれも 母親からの
デスメッセージに やれています
娘さん達は 歳をとられても
未だに 母親からの呪縛に縛られています
綺麗になるな
自分より幸せになるな
また父親からは
自分から離れていくならば不幸になれ
父親を世界一としろ
なんかが デスメッセージとして
刻まれております
私も 母親の端くれですから
PTAなんかをやっておった時期も
勿論ありまして
その時に よく聞いたのが
『〇〇ちゃんは いつまで パパと
一緒にお風呂入ってくれるのか〜』
なんていう戯言。
それを永遠に繰り返す父親を見ていて
『え そんなに それが 大事なん???』
と 薄寒さを感じて
距離を取ったのだが
まじで ここ わからんのです
私が 息子といつまで風呂に入るか悩むか?
絶対悩まないし
興味もないし
むしろ 1人で入れて 楽ちんだと思うのだけど
世間には
こんなにも 娘、息子と
『一緒に何かをする』って事にこだわる人が
いるのか…と 思ったのは覚えております
これは
10年ほど前のエピソードですが
時は過ぎて
娘が幼稚園の教諭になるときのテキストなんかを
読んでいたらば
風呂に一緒に入る事にこだわるのは 性的虐待
という括りになっておりました
世間は動いているようです
人間が美しいものになってみたいと
化粧や 装う事に興味を持つ事も
自然な事であり
それが ゆくゆくは
その人個人のコミュニケーションツールになっていくのですが
それを潰す言動も 性的虐待に含まれるのかも
しれません
程度ってものも ありますが
個人、個人が
小さい頃から
『叶えたい願い』ってのを
ささやかに 細やかに 叶えていったらば
世界はどうなるのかな と 考えたりもします
あなたの 今の
小さな 叶えてみたい願いって ありますか
今度 聴かせてください