『私は 家族には 治療はしない』
と
現代催眠の先生から 聞かされたのは
初期の頃でした
『近しい相手ほど 催眠は使わないのです』
と
先生は厳しい顔をして 仰っていました
その時は『そんなもんかぁ』と
思っていましたが
これって 基本の心構えなのかもな
…と 最近は思うのです
近い相手だと
自分の『こうあってくれ』という
期待や願望が入ってしまうからです
昔 私の母親は
『あなたたち 子供は 私のカルマだ』
と言い放ち
『今世で この業をクリアしないと
ダメなのよ』といい
『死んでも また 会えるのが
私たちの縁なのよ』と 祈っていて
若干 小学生の私は
『縁、切りたい…』
と 思っておりました
親に引っ張られるのは 勘弁だ
と 子供心に
輪廻転生があるならば 本末転倒
死んでからなんて 絶対 会いたくない
と 思っていました
よく「死んだら 迎えが来て それは
親だったりして 懐かしいのよ」
とか聞くが
私には
誰が迎えにきても 気を使ってしまいそうで
ピンと来ないよ…
とも思っていました
…だから 私は
輪廻転生や 縁や 業や 親子の絆
なんてもんは 大嫌いな分野だったのだが
母親が好み 酔いしれていた この分野は
私が 支配と影響を治療されるにつれ
自分の力の1つにはなってきている
何故なら
実体として
祈られていたから
祈り を忌み嫌っていたが
その祈りを忌み嫌うことを捨てるにつれ
祈りの本質が
なんとなく感じられるようになってきたからです
母親の祈りは
祈りではなかった
あれは 催眠に近いと わかったのも
最近でした
この 線引きって難しくて
本当に気を付けていないと
『自分の我』や 『願望』が すぐに
入ってしまい
知らず知らずして
相手を呪っていたりする結果に
なることが多い
だから 近しい人ほど
『治療をする』ことは 躊躇われるのです
絶対 入っちゃうもんなぁ 『我』!
で、催眠の先生が言う極意は
『なるようになる』
と 思うだけ
だと言う 笑
けど これはスーパーバイズの先生にも
注意されたことで
娘に対して 嫉妬してしまうときがあって
(だって可愛いから笑)
それを相談したらば
『作品にしないように、しなさいね』と
一言 言われたのだが
じわじわとボディブローのように効いてきて
『娘は 私の作品じゃ ないもんな』
と 思うに至ってからは
娘は非常に強くなりました
今や 『老いては子に従う』になりつつあり
私が 従えないとこは
『従いたくない!』と
適宜 自分の都合で 離れております
乙原