トラウマに 触れる仕事をしています
得体の知れない『もの』であります
クライアント様が
『こうありたい』と 向かう方向に
ドン と置かれた岩のような雰囲気があります
私がこの業界に入ってくる前に
どういった経緯かわかりませんが
私に 話をきいてほしい、癒してあげてほしい
というお願いが舞いこんできた事があります
聞いた話だと
大層苦しい身の上だなあと思ったのです
考えも 半端だった私は
よくわからないまま
お願いされるがまま その方にお会いしたのです
が、その方は
実は 『この場に来るのを悩んでいた』と
仰りつつ
ハラハラと 涙を流しながら
苦しい身の上をお話しになるのですが
いまいち、私の胸が 平常のままなのです
おかしいなぁ
苦しい身の上話をしてるのになぁ
…と
禁断の
内面を観るという ことをしてしまったのです
そうしたらば
その方の内面には
真っ暗な闇に
綺麗に折られた白い折り鶴がありました
その、折り鶴のふちが 紅い色をしていて
なにやら 少しおめでたい雰囲気も感じられるのです
その途端、
『よかった』
『可哀想という私が 今の 売り なんだ』
『これで注目されるんだ』
と
聞こえてきて
私は 具合が悪くなり 吐いてしまったのです
また 他にも
見た事の無い その方の笑顔が見え
帰ってから
腑に落ちなかった私は
メールで 本人に 尋ねてしまったのです
『〇〇〇〇が見えたんだけど
本当は ◇◇なんじゃないですか?』
そうしたらば
ドンピシャだったそうです
何回か質問をうけ
正直に見たまんまをお答えしていたらば
しまいに
『どっかで見てるみたいで 気持ち悪い』と言われて終わりました
そりゃあそうだわ、と
思いました
初対面でしたが
それでも
内面を見られたら 気分が悪いのは ごもっともです
なので
頼まれたでないと みるのは やめようと思いました
なので その後は
見るのをやめていましたが
一度開いてしまった回路は
閉じかたがわからず
今のスーパーバイザーに出会うまでは
結構 しっちゃか めっちゃか でした
それでも
そこを使って仕事が出来ないかと
試行錯誤していたが
初めて
不思議に響く論文を見つけて、
それを書いた精神科医を訪ねて
その先生が スーパーバイザーになってくれたのは
運が良かったのだと思います
先生も いわゆる 見える人で
私達、2人がかりで 初見の時、継続中と
1人のクライアントをみます
許された 見る場所が出来たのは
私にとって 救いでもあります
見えるのに 見えないフリも辛く
頭がおかしくなりそうになる時もあるのです
なので
うちには カウンセラーやセラピストも
いらっしゃっていただいておりますが
その方々にも 『ご自身のみる力の使い道』的な
方法をシェアしています
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