美しいカウンセリング

こんにちは。高之瀬です。

宮崎駿監督ってすごい!

先日、乙原が『ハウルの動く城』についてブログを書いていましたが・・・

 

宮崎駿ってすごいですよね!(唐突)

 

様々な作品がテレビでも繰り返し再放送されているので、何かしらの作品を見たことがある方がほとんどではないでしょうか?

『ハウルの動く城』一つをとっても

「まさに精神世界と解離
そして 支配からの脱却の話なんですよね」

と乙原が書いていたように、非常に深いテーマが背後にあるにも関わらず

老若男女に愛される作品を世に送り出す宮崎駿監督。

すごいですよね。

無意識の、もっと底

そんな宮崎駿監督の言葉にこんな言葉があります。

「無意識の、もっと底に行かなきゃいけないんだよ。無意識じゃないんだよ。どこに繋がっているんだか分かんない底に行くんです。作品ってそうだよね。意識の下が、全部無意識だっていう考え方は間違いだよ。無意識っていうのは、個人のもんだけど、もっと下に個人のものじゃないものがある。」

私は宮崎駿監督作品から非常に強いユング心理学からの影響を感じるのですが、

「無意識のもっと下に個人のものじゃないものがある」

という言葉からは集合的無意識が連想されます。

おそらく、宮崎駿監督は作品を創る際に、そこに繋がっているのだろうと推測されます。

また、

「映画を作るときに、意識した部分で作っていると、どこかつまらないんですよね。
ところが、無意識というのは簡単に出てきてくれないんです。
うんと困って、表面が疲れ果てると、中から、ふっと出てくるんです。」

とも宮崎駿監督はおっしゃっています。

そのことから、あの素晴らしい美しい作品たちを生み出すのには、「無意識のもっと底」に行くことが大切であると考えているのがわかります。

無意識に聞く

ところで、「無意識に聞く」という手法があります。

そこで単に「無意識」と言っても、色んな階層があるのではないかなあと私は感じています。

それこそ宮崎駿監督が仰るような「無意識の下」の階層から、

もっと欲にまみれた階層

他人の意識や無意識と思える階層 などなど。

(すこしでも自分の助けになる無意識の階層に繋がれるように

「邪魔を排除する」等のテクニックが存在するのかな、とも感じています)

 

 

もちろん、どの階層に繋がるからどうこうという問題ではありません。

日々の生活の中で

自分の無意識に繋がろうとする

自分を助けてくれる無意識と仲良くなろうとする

(イコールそれは自分を催眠状態すなわち深いリラックス状態にもっていくということでもあるわけです)

そのこと自体に意味があり、

個々人が自分の生活や日々の暮らしを少しでも自由に、より良いものにしていこうと

(どのような階層であれ)無意識に聞くことを活用することはとても良いことであると思うのです。

 

乙原が

無意識にきいて

辻褄が合わない!とか

変な事を言う!ってのは

実は 無意識ならではの醍醐味なんじゃないかな

とは思います

私のようなケースもありますので

是非

自分で自分の無意識を制限される事のないよう

思いっきり

楽しんでください

と書いていたとおり、

楽しみながら自分の無意識との対話を深めていけたらいいなと思っています。

プロのカウンセラーとして。美しいカウンセリングとは

しかし、一方では、他者に援助をするプロのカウンセラー、催眠療法家として、

宮崎駿監督が「無意識のもっと下」と呼んだ「そこ」に繋がれるかどうかは

とても重要であると私は考えています。

 

どのような見立てを行うか

目の前のクライアントさまの回復のために今なにができるか

自他の区別を超えてどんな表現をクライアントさまと二人三脚でしていけばよいのか

 

そう、カウンセリングは一つの表現であるのです

無意識の底から湧き出てくるその人オリジナルの表現を創り上げていく過程

その表現・動きに触れて「心が震える」ことで人は癒やされていくものなのかなと感じています。

 

人は知識で治るわけではありません。

論文を読んだり、本を読んだり調べたりすることは確かに大事です。

知識の上に知識を積み重ねて緻密な知識体系を作り上げてきた

それが科学であるし人間の営みでもあると思います。

 

しかし、その知識を目の前の人に当てはめるというやり方は

ときに目の前の人を無視することとなるだけでなく、

劣化コピーになってしまいがちなのです。

 

その人本来のオリジナルの表現

無意識の底から湧き出てきたオリジナルの表現には輝きがあります

美しいのです

そんな美しさを私はカウンセリングにも求めてしまいます。

 

乙原のカウンセリング

なぜ こんなことを書いているかというと

私が 乙原とクライアントさまのカウンセリングを一番そばで見ていて

そのカウンセリングに美しさを感じるからです。

 

吉本武史氏の右腕として長年ヒューマングロウスセンターにてカウンセリングを行っていた先生

(乙原がいつも「お爺さん先生」と呼ぶ先生です)

からは

「乙原さんは日本人版エドガー・ケイシーみたいだねえ」

と言われています。

エドガー・ケイシーについてはここでは触れませんが、催眠状態下でアカシックレコードと呼ばれる潜在意識の階層にアクセスして、様々な予言や治療を行った人です。

私も間近で乙原を見ているとそう感じます。

宮崎駿監督が「無意識のもっと下」と呼んだ場所、

エドガー・ケイシーがアカシックレコードと称した場所、

そのような場所にアクセスすることが乙原にはできるのだと私は感じています。

 

エドガー・ケイシーの潜在意識に得手不得手があったと言われているように(予言で外れているものもあるようです)

乙原にも得手不得手があるのは確かですが、

少なくともこの美しいカウンセリングを人様に紹介したいな

と私が心の底から思えるようなカウンセリングをしていると言えます。

自分が関わっているカウンセリングルームについてこんな風に書くのはおかしいのかもしれませんが・・・

美しいカウンセリングをしてくれて本当にありがとうと思うのです。

 

そして、これから先もずっと

乙原は目の前のクライアントさまと

無意識の下から湧き起こってくる美しい表現をしていくのだろうな

していってほしいなと感じる今日このごろです。

 

 

高之瀬

 

P.S.
ちなみに、「乙原の美しいカウンセリング」と言っても、

残念ながら耳障りの良い過程や言葉ばかりではありません(笑)

ときに厳しく、ときに優しく、ときに面白く、ときに激しく、ときに厳しく・・・

その全てが美しいという意味なのでどうか誤解なきよう・・・

 

 

 

 

 

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