まっすぐな線

ロッドアンドフレームテストといわれるものがあります

これは図形のなかに 棒が一本あるものですが

その棒を『垂直に立てるように』と求められるテストです

簡単に図を用いて 説明すると

この図は 分かり易く小さな四角の図形ですが
試験者が四角い枠の中に線を描くテストです

そして その棒の立て方で性格がわかるというのですが

『垂直』という指示がでている為
参加者は なるべく 自分自身の真っ直ぐな感覚をこのテストで披露することになります

しかし 枠組みが傾いている為
自分の感覚で『垂直』と思って線をひいても

枠の四角に影響されてしまい 多少 ズレた線をひいてしまう参加者がいます

その方達は『場依存型』のグループとなり
背景に影響されやすい人とみなされます

また 四角い枠組みに関係なく 垂直な線を引けた方達は
『場独立型』と分類され 背景に影響されにくい人とみなされます

この実験は 暗室でもって行うものですので 簡単に自己診断はできないのですが

視覚的に背景に影響されずに
垂直な線を求めることができるグループは
「他人や社会的手がかりには感心が薄く 科学や数学など
人とあまり関わらない仕事を選ぶとされる」

そして 背景に馴染んだ線を配置したグループは
「社会的な手がかりを重視し 他の人や社会に対する関心が強く 情動的には開放型
人々を助けるような仕事に着く」

(芸術的才能と脳の不思議 ダーリア・Wザイデル 医学書院)

という研究結果がでています

全体のバランスが否が応でも目に入る視覚特性をもっている人と

細部のみに注目し 背景を無視できる視覚特性の持ち主は

それぞれ その視覚の特性によって
性格もある程度 系統づけられるのは非常に興味深く

確かに私自身 エネルギー療法を受け
視覚が変わったのは 認識しているのです

昔のように 線を描くことに対し拒否反応が出なくなってきているのです

そして 朝 起きて いつもの風景を眺めたときに

あれ?と

地球って丸いんだなあと 何故だか
そう 見えはじめたんですよね

それに連れて 遠近感もついてきたというか
見える世界に 奥行きを感じ

世界に 濃淡と空気を感じ始めたあの時は
私自身の面白い体験として残っています

それにともない 性格が変わったかと訊かれますと

自分ではわからないのですが
ただ 付き合いは かなり減ったのだけは確かです

 

 

 

 

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