Case26いつのまにか「私がやらなければ、すべてがだめになってしまう」その土俵に誘導されていて、自分がその役割を担っていたことに恐怖を覚えました。

クライアント様からの声

Case26
いつのまにか「私がやらなければ、すべてがだめになってしまう」その土俵に誘導されていて、自分がその役割を担っていたことに恐怖を覚えました。(40代・女性)

 

こんにちは☆
いつも力強くサポートしていただき、ありがとうございます。

面白いなぁと思ったことがあり、報告したかったのですが、書こうとすると、謎の体調不良に襲われるので、書けずにおりましたところ、次の波もやってきました。
連続しているので、一緒に報告させてください。
先日のカウンセリング以降は、身体的な反応がわかりやすく現れており、無意識に親指がぴょこぴょこ動いていることに後から気づいてびっくりしたり、中指の骨が猛烈に痛んだり、二の腕が急に「ぶるるるる~ん・・・」とエンジンのように痙攣したりと、面白い表現だなぁ、、、と、自分の肉体でありながら、眺める日々を過ごしておりました。

今回は、ビジネスパートナーの件について、もとは女友達のように楽しく過ごせる関係でありましたが、「業務上必要なことについて、相手の意思表示がなく困っている」件について、ご相談させていただきました。
その際、よりさんから「無言、無視、無反応も支配ですよ」と教えていただきました。

それにしても、いつも驚いているのですが、よりさんのカウンセリングは、本当に即効性が高く、そしてめちゃくちゃ体力勝負w
この日も、1時間泳ぎ続けた後のような爽快な疲労感とともに、「仕事に戻らず帰ろうかしら・・・w」と思うほど、へとへとになりましたw

横道に逸れましたが、カウンセリング後、ふわふわと夢の中を歩くような気分のまま(全力で泳いだ後でしたのでw)職場に戻りましたところ、なにを言おうが無反応であった件の当人より「お話があるので時間をいただきたい」と申し出がありました。

過去幾度となく繰り返され、毎回虚しい結果に終わってきて今に至るのだということもすっかり忘れて能天気に「昨日、関係が壊れてもいいや、という気持ちで言ったことが伝わったんだわ。やっぱりはっきり伝えて良かった。」と、私は反射的に嬉しくなっていました。

すると、突然、パチンっとシャボン玉のように目の前で何かが弾け、「あれ?これってまるで、『アル中の夫を支える妻』や『DVから逃げ出せない妻』の役割にそっくりじゃない?」そんな思考が浮かびました。

私は、この数年間、彼女の「経営者の役割から逃げる態度と思考停止状態と無反応」に対し、成長を願い、悩み、環境に同情し、「どうしたら彼女が、自分なりの社長像を見いだせるんだろう」と、必死になっていて、手を尽くしても解決しないどころか後退していく様子に心を痛め、苦しみ、無力感さえ抱いていました。

ですが、冷静に「課題の分離」を念頭に置いて、「誰の課題なの?」と眺めてみると、それは私の問題ではないのでした。(チーン)

いつのまにか「私がやらなければ、すべてがだめになってしまう」その土俵に誘導されていて、自分がその役割を担っていたことに恐怖を覚えました。(同時に、トリックが巧妙なので超おもしろい=興味深いとも思っているのですがw)

この巧妙な仕組みは、本当に見事ですね。ごくごく自然に私の奥底に寄生し、「自分自身が選択したかのように」、それを達成することが使命であり、自分の存在価値であると信じて、気力も体力も超えて、超人のように無我夢中で走り続けている。

まるで、車輪を回り続けるハムスターみたいだと思った途端に、目からデッカイ鱗が滝のようにバラバラと音を立てて落ちてゆき、私は車輪から降りて、自由に行きたいほうへ歩き出すことにしました。

その後どうなったかというと、彼女からは「話がしたい」と言った以降、あれこれと都合が悪くなった、とリスケが続き、結局、話は出来ていませんが、私は自分の道を歩くと決めた途端に癒しが進み、怒りや悲しみに支配されることも減り、執着が解けた時というのは薄情なものだと面白く思うのですが、あっけなく「彼女の態度」に感情を乱されなくなりました。これは、ダメ男との恋愛の終了に似ている気がしますw

ですが、これで終わりではなく。

そう易々とメデタシメデタシにいかせね~ぞ、という執念を感じるのですが、共依存を怖いなぁと思い知るのは、必死に問題を乗り越えようともがいている間よりも、乗り越えた~やった~と、ほっとして、また一つ自分の道が見えたような、光が見えたような、そんな時に再び闇がやってきて、なんだか朝から理由もなくイライラしている、落ち着かなくなる。
相手のちょっとした表情に敏感になり「嫌われることが怖い」という恐怖に心が折れそうになって、相手の機嫌を伺いたくなる。

そういう日は、やっぱりねというように予定外のことが起こり、体調も今一つ優れなかったりして、泣きっ面に蜂。

私は、突然やってくる自制の効かない怒りや恐怖から抜け出せない時は、伝家の宝刀「どっぷり浸ってみる」をお守りにしています。すごく効きます。
そうするといろいろなことが見えてきて、いつの間にか支配からも恐怖からも抜け出して、現実まで変わっていきます。

その後は「他者に委ねられないのはなぜか?任せられないと不安に思う私のメリットはなにか?」という課題に取り組みはじめました。

すると、幼稚園ぐらいの私が現れ、「だって、お母さんがダメだって言った」と言い始めました。小さな子供なので表現が乏しかったのですが、怖がらせないように教えてと聞くと、「お母さんが、他人を頼ってはダメだといった」「お母さんが、他人を信じてはいけないと不安そうな顔をした」ということらしく、その子は悲しそうに声を上げて泣いていました。

こんな小さな子が大人の感情を汲み取り、必死に大人に合わせて必死で応えようとしながら生きている・・・私は、お風呂場で15分以上も嗚咽を漏らし、吐くように泣き続けました。

「過去の自分を自分で癒す」数年前、この事実は私を打ちのめしました。まだ「お母さんに優しく慰めてもらいたい」という私が存在していたからです。
ですが、「私を慰めてくれる“お母さん”は存在しない」この新しい発見は、私に新たな光をもたらし、前に進むエネルギーに大いなる力を与えてくれています。

一人になると決めることは、ずっと不安でした。でも、不安と向き合うことで、独立した成人女性としての内面が整い、停滞していたことが面白いように次々と動き出しました。まるで天の岩戸みたい。

真実と支配に気づくたび、強烈な負のエネルギーと恨みのような感覚を感じます。
ですが、強烈な恐怖心は長くは続かず、丹田に力を込めて相対すれば、ほとんどの場合すぐに解放されます。

そしてまた新しい発見がやってきて「私が誰かとの関係に悩んでいたとする。自由を手に入れると、その相手が恨みや嫉妬の感情をぶつけてくる気がする。でも、それは本人が発しているとも限らない。だから私は、その人に会った時に、なんでそんなことするんだと悲しんだり、仕返しをしてやろう、負けてたまるか、とか、そういう気持ちで接する必要は全くないんだな」と思うようになりました。

鬼さんが、姿を変え変化していく面白さにハマっていますが、今までの途方もなく苦しかった何十年を生き抜いてきた自分を愛おしく思います。

たとえ負のエネルギーが存在し続けようとも、アドラーの「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。」

私は、この助言を勇気に、個を超えて自由に向かい、ドアを開き続けなければ。
引き続き、サポートをよろしくお願い申し上げます。

 

乙原より

 

こんにちは
カウンセリング途中のご感想を書いていただき
ありがとうございます

今回は 共依存に対しての取り組みになりましたね

共依存は お互いに
『ハッピー』だったらよいのです

あなたの為にやれて幸せ…!な感覚を
お互い 持っていれたらば 全然オッケー

しかし 大概は
搾取するほう 搾取されるほう
と 役割が決定され

どちらも 笑顔で つねり合う 痛み分けみたいな
状態になっていることが ほとんどです

女性に多いのが
『搾取されるほう』ではありますが
しかし そこにも 女性のメリットがあるのです

それは
『自分が必要とされている状態』に
酔ってしまうということ

これは 一見
『努力』『献身』など 耳聞こえのよい言葉で
ありますが

どちらにしても 『土俵』の上での
パワーゲームなのです

気付かれて 土俵を降りる女性の
なんと
しなやかなことよ


毎回 感動しますが

見た目も 透明感が出て
かなり変化されてきました

心身一体

これから 楽しみですね

乙原

 

 

 

 

 

↓TOPページへ戻る↓ユークリッド・カウンセリング
ご予約・お問い合わせ等はこちら