Case19どうか1人きりで苦しんでる人が、ユークリッドのヒュッゲまで辿りつけますように

クライアント様からの声

Case19
どうか1人きりで苦しんでる人が、ユークリッドのヒュッゲまで辿りつけますように。(40代・女性)

 

今回のカウンセリング後『夫の扶養から抜け出したい』のマンガを前に、「感想を書いてみてください」
と、よりさんに言われて「まだ私、扶養抜け出すどころか、何にも見えてない状態ですけど大丈夫ですか?」と聞いてしまったほど、扶養を抜けるのが、宇宙飛行士になって宇宙へ行くこと。
くらい自分のなかで無理なこと、と思っているのに気づきました。

結婚前から、どうせ自分なんてこのくらいの人と結婚するしかないんだ、という謎のあきらめに縛られていました。
さらに、とにかく実家から距離、金銭的に離れたい、という気持ちもあり、さらにさらに、25歳には結婚のピークが来ているような時代でもあり、とにかく結婚しました。

結婚後、実家から離れたのだからきっと全てうまく行くはず…という目論見は全て外れ、なぜか実家にいた時以上に具合が悪くなり、トラブルも沢山巻き込まれ、息子が生まれた後は数年寝たきりのようになってたこともありました。
(息子は今年で20歳です)
息子はあれほど嫌った実家に預けるしかなく、手元に帰ってきても、母や父がいつも泊まり込みで家に手伝いにきてくれるような状態でした。

生きる屍のようだった私は、息子の世話などに心の余裕などあるわけもなく、気がつけば自分がそうさてきたように、息子を思い切り叩いたり、泣きさけべば閉じ込めたりしていました。
それでも、自分の意志で堪えられる限りはその衝動を抑え、それだけでも毎日ヘトヘトでした。
息子の世話、さらには私の世話をしている主人は身内にも、近所の人からも「神さまのような旦那さん」と言われていました。

神さまのような旦那さんに、どうしても私は感謝できず、罪悪感に苛まれていました。
その罪悪感は何年も、10年単位で積み重なり、「こんなにしてもらってるのに感謝できない」とセッションを受けたこともありました。

世間が「神さま」と言うような夫。
今、よく考えるとこの神さま基準がおかしいんです。
養ってくれる。→お金をくれる。
世話をしてくれる。→何もしなくていい。

何にもしないでお金をもらえることが素晴らしい、って、きっと生まれた時からずーっと刷り込まれてるんですよね。

もしかしたら、純粋に有り余るお金を、おまえの好きなことに使いなさい、だったらその人の才能が開花する、こともあるかもしれない。

けど、何か違う…

うちの母は、子どもを罵倒し、手をあげる中で、いつも大家族スペシャル(テレビ番組)を必ずチェックして視聴し、感動し涙を流していました。

「この人は病気なんだな…」
と番組が終われば怒鳴り散らす母に思ったものです。

家族が力を合わせて、困難を乗り越えるのは素晴らしい、とか一体何なんでしょうね。

家族から私が受け継いだのは、呪い。
自分は何も出来ないゴミ人間という烙印と、ゴミでお金を稼ぐことが出来ないという洗脳。
お金を稼ぐことが出来る人への強烈な妬み、嫉み。

その呪いの旗を立てて生きてきた私は、私の心の罪悪感に漬け込むような人の餌食に、ずっとなってきました。

どうやら、主人との関係性にも支配・被支配がガッツリ組み込まれていた…
というのに、ようやく今回のカウンセリングで辿り着きました。

どうしたって今の日本社会は男性が稼ぐのに有利な仕組みです。
何か根本的なところから変わっていけばいいのでしょうが、政治がどうこう以前に、きっと女性ひとりひとりが『お金』支配から抜けていくことが、まず出来ることなのだと思います。

「なんだかんだいって大学まで行かせてくれて、あなたのお母さんちゃんと子育てしてるんだよ」
「旦那さんがどうしてそんな風に面倒を見てくれると思う?あなたのことが大切だからだよ」

今書いても、違和感のある言葉ですね(苦笑)
こんなセリフを親切に言ってくる人は本当の味方ではありません。

こんな風に親身に相談に乗っている風にみせかけ、断る私にお金を貸してくれてた上司(女性)は、私の全てを搾取していきました。仕事の利益も成果も。最終的には数百万もの借金を負わせられました。

同じ女性なら、わかりあえて味方かということでもないし、一体この世界はどうなっているのだ?と、カウンセリングが進むたび、これまでの苦しみの中からの疑問というより、素朴な疑問が浮かびます。

それでも、私たちの一歩先を行ってるよりさんの灯りを頼りに進みます。

余談ですが、よりさんが灯してくれている灯りは、ヒュッゲみたい、と思いました。

北欧のデンマークでは、気を使わずにくつろぐ状態、心地よいこと、親しい人と楽しい時間を過ごすことを「ヒュッゲ」と言うそうです。
ヒュッゲと言えばキャンドル。
よくテレビや雑誌でも取り上げられてますよね。

外がどんなに寒いときも、暖かな家の中で灯すキャンドルの灯り。

よりさんにユークリッドのヒュッゲで道を示してもらったら、次は自分がキャンドルを灯す番です。

そうしたら、ほら、一軒、二軒、三軒と、暖かな灯りが増えて、ヒュッゲの場所が増えていく。

どうか1人きりで苦しんでる人が、ユークリッドのヒュッゲまで辿りつけますように。

 

乙原より

 

こんにちは
カウンセリングの感想を書いていただき
ありがとうございます

女性が回復していく経緯において
男性との関係性はとても 重視されるべき
ところだと思っております

海外はわかりませんが
日本は まだまだ
女性が 男性の後を着いていく…というのが
美徳な環境にあります

他人の目線が
異性の目線だったりもします

第三次フェミニズムを目指しなさいと スーパーバイズから 指導を受けておりますが

先ずは
1人1人の
「女性の役割」というものの枠組みを
とっぱらって行くことが 大事だなと
いつも感じております

ちなみに
我がカウンセリングルームに来られる女性は
仕事をしはじめ
いつのまにか 収入が夫を超える方が
割と多いです

また 凄いなぁと思うのが

目標は 収入増とかではなく

ただ ただ 自由になりたいと

涙をこぼし 苦しんでいた方々が

自由になるにつれ
エネルギーとしての対価を得ていく
道も見つけていかれる その過程

そこには

もう かつて
陰に隠れていた あの時の面影は無く

まるで 周りを明るく照らすような
存在になられている女性に
なられていて

ああ 素敵だなと思うのです

乙原

 

 

 

 

 

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